Ep.0 大学0年生(~2014.3)

前話: 自伝 〜行雲流水〜

受験の小話

幼稚園の年少前から高校を卒業するまでの間、私は熊本で育ちました。
熊本にいる頃は交通の便を除いて不自由の無い生活を送っていたけれども、将来何になりたいかなんて全然定まってないような、とにかく目先の事だけで動くタイプでした。
ただ、コミケの誘惑や都会都市の憧れから上京志向だけはとても強かった事と家庭の方針上から、大学は関東圏及び静岡の大学を受験しました。

本当は明治大学に通いたかったけれども、本番に弱い性格や普段からの努力が不足していた事が災いして案の定という言葉を付与するまでもなく不合格。
家庭の方針で浪人が許されなかったのに、センター試験で国立の志望校を諦める程の点数しか取れなかったので、受験シーズンは絶望一辺倒ではありましたが、まさか今通ってる大学にセンターの点数で合格するとは思ってはいなかったので、本当に安堵する限りで受験生活もひと段落する事ができました。

今通ってる大学については当時どんな学部があるか程度しか知らず、大学の徒歩圏内に父親の叔父一家が住んでいるからという非常に適当かつ最低な理由で出願し、合格を頂いてしまいましたが、合格した学部を見る限り、キャンパス所在地が叔父一家が家を構える東京ではなく千葉とのこと。
叔父に通う事を報告した際に「学校帰りにうち寄っていいからね」等と言われたので、真相を話すのに抵抗が物凄くありましたね…。
いやあ、本当に懐かしい。ちゃんと話しましたけども。

その後高校の卒業式も無事に終わったので、原付の免許を一夜漬けで取ったり、地元の友達と遊んだり、友達の妹の勉強を見たりしてるうちに3月の下旬に。
最初は「熊本から離れる時って泣くのかなー…いやでも今生の別れじゃ無いしなあ…」って感じで実感が薄かったけど、友達がサプライズで見送りに来てくれたので思わず人目を憚らず泣いてしまいました。

最後で感動をもらいつつ、しっかり4年間頑張ろうと思い、2014年の3月21日に晴れて千葉県民になりました。



入学前の小話

原付を乗ろうと考えて免許まで取って引っ越しましたが、引っ越し先がバイク類を全面禁止にしていたので密かに考えていた原付通学計画が撃沈。
代わりにクロスバイクを購入しました。
元来トライアスロンをやっていた事もあって実は自転車に乗る事が好きです。
大学ではサイクリング部に所属したり等はしていませんが、今でも時々中距離走ったりします。

引っ越して荷造りも終わらない内、気分転換も兼ねて浅草寺まで片道20km程、夜9時からひとっ走りしました。
帰りはスマホの電池が切れた事もあって迷ったりで散々だったけど凄くリフレッシュできたひと時だったと思います。

とは言え基本は自宅で入学の準備に明け暮れるばかり。
地元が恋しくなって普段滅多に触らないLINEやTwitterに耽っていた記憶があります。

ひょんな事から「入学前にTwitterで大学の同期を探してみようかな」と思い、大学の略称等で検索を掛けてみたら予想以上にヒット…!
実名よりHNが多く、しかも同期間で割とコミュニティが出来上がっているようにも見えたので危機感を感じていました。
というのも大学主催の新入生の歓迎会があったらしいのですが参加しておらず、しかもTwitterを見る限りだと熊本どころか九州出身もほぼ見かけなかったため、「ウオオッこれは自分から動かないと孤立するやつ…!」と気づけば自分の中の本能が訴えかけていました。

ストーリーをお読みいただき、ありがとうございます。ご覧いただいているサイト「STORYS.JP」は、誰もが自分らしいストーリーを歩めるきっかけ作りを目指しています。もし今のあなたが人生でうまくいかないことがあれば、STORYS.JP編集部に相談してみませんか? 次のバナーから人生相談を無料でお申し込みいただけます。

著者のAsuro Kanokogiさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。