②親からの勘当



出産退院後、実家に。

しかし、実家は最悪の状態だった。両親がうまくいってなくて雰囲気が悪かったのだ。

母は仕事をしていて、いつも忙しく、疲れていて、機嫌が悪い。


まだ体調が回復していなかった私は、娘が夜泣きしていても体を起こすことができず、母が起きてミルクを作ってくれることもあった。そして「母親の自覚が無い」と言われた。


それを見かねた夫が「うちの親は専業主婦なので、うちの実家へ行こう」と。


悩んだ末に義父母にお世話になることにした。

それを母に伝えたところ「私たちに恥をかかせる気?もう二度と顔も見たくない、出て行って」と言われてしまった。

悲しくて辛かったけれど、子供を優先した選択だった。

それから半年間、連絡を絶った。

 

そして義父母宅へ。義母は超強烈なキャラである。

ある日の会話。

私「いつもを食事を作って下さってありがとうございます」

義母「いいのよ、将来面倒見てもらうんだから!私が寝たきりになったら、お尻の穴のシワを一つずつのばしてウエットティッシュで綺麗に拭いてね!私、お尻が汚いの嫌いなの」

私「・・・・・!!」絶句。

 

誰だってお尻が汚いのは嫌だけど、シワのばせってまで言うか??

しかも、それ、私にやってもらいたいか??

実の娘が2人もいるんだから、頼みなよ!

 

それ以来、しばらく街中の犬のお尻を見てもお義母さんの言葉を思い出した。笑

 

結局、お世話しなかったけど。

こんな状態だったので、早々に自宅へ戻った。

義母の名誉のために(今更遅いが)、義母から教わって感謝していることもある。


縫物だ。全くできなかった私が、それがきっかけで子供服を作り販売するまでにつながった。

著者のEmi Hiranoさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。