一本の映画を撮るように、人生をプロデュースする話。(第6章:ブレストと教育 編)

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やっぱり頼ってしまう羽目になった。


そんなに大きな融資金額ではなかったが、
親に保証人になってもらい、
融資を受けられる運びとなった。


”お金が貯まったら起業する​”


オレも最初はそう考えていた。

普通はそうだろう。

だが、手持ち資金ゼロから起業した者から言わせると、

”本気だったらすぐにでもやっちゃえば?”って感じだ。


多少、借金を背負うことになるが、

何とかしなければ!と自分を奮い立たたせ続けることが出来る。


また、感謝の気持ちも持ち続けることが出来る。



”若いうちの苦労は買ってでもしろ”という言葉があるが、

オマエも自分の意思と自分の責任で、苦労を買ってみたらどうだ?

その経験もまた、オマエの財産と成るかもしれないな。

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石橋をたたいてわたる時も必要だが、

たたき過ぎて割れてしまったら意味がない。


真面目で責任感が強い人ほど、
”精神的に病んでしまうことが多い”と、
通院中に医師から説明があった。


責任感が自分にあるかどうかは、よく分からないが、
”頭がカタイ”と自分では認識出来ている。


快方へ向かう過程は、頭と心を柔らかくする過程でもあった。


結局、オレは”失敗”を恐れ過ぎていたんだ。


”完璧”にやらなければいけないと思い込んでいた。

自分一人の力で何でもやるのが当たり前だと思っていた。

失敗の責任は全て自分にあると思い込んでいた。

自分の正直な感情にYESと言えなかった。


失敗してもいいじゃないか。

誠心誠意、謝ろう。

もう一度作戦を練り直そう。


スポーツだって、”次”があるじゃないか。​


失敗した時のことを考え過ぎて、
”一歩踏み出す勇気”を無くしてしまうなんて勿体無い。


人は自分一人では生きてはいけない。


信頼し合おう、

励ましあおう、

許し合おう、

愛し合おう。​


”自分の弱さに気付いた時、オレは強く成ることが出来たんだ”。

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高校球児が甲子園を目指して一生懸命練習するのと同様、

明日の小さなサッカー選手たちがボールを一生懸命追いかけるのと同様、

目標に向かって頑張ることはカッコいいことだ。


スポーツだけじゃない。

勉強でも仕事でも、

さらに言えば人生もだ。


人が一番輝いている瞬間とも言えるだろうし、
その姿には感動を与える力がある。


また、
その頑張りの積み重ねが、人類の歴史と言っても過言ではないだろう。


オマエには、上手くいかなかった時のことを考え過ぎたり、
他人からの評価を気にし過ぎたりして、臆病になってほしくない。

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