私と仕事〜気がつけば15年で20社 派遣社員を続けて良かったこと(2)

●20代の頃に考えていたこと

 

結婚して子供を産んで、子育てが一段落したら就職活動。

そして社員として再就職して、かっこいい働く女性になる。

 

結婚を目前に控えた24歳の私は、そう思っていた。

 

まずはしっかり子育をして、子供が小学校の3~4年性位になったら就職活動、経理の正社員になって会社で活躍、かっこいい働く女性になろうという人生設計を描いていたのだが・・・

 

●退職理由は「結婚」が最強だった時代

 

私が24歳だった時(1989年頃)は、現在より産休や育休どころか有給休暇も取り辛い環境だったし、結婚と同時に退職、または、第一子が出来たら退職する女性がほとんどだった。退職理由に「結婚」を持ち出せば、上司も引き留めはしなかった。

 

両親も「女は家庭に入って子育てするのが当たり前。男みたいに働くものではない。」という考えを持っていたし、子供が小さいうちは、働きに出るなんて私には到底出来ないと思い込んでいた。

 

とはいえ、雇用機会均等法なる法律ができた後だったし、女性がもっと社会で活躍できる世の中になりそうな気配を感じていたので、子供の手が離れた後なら再就職なんて簡単にできると思っていた。

 

●子育て中の再就職でぶつかる壁

 

子育てしているうちに、時代背景は変わり、予定より早く収入を得ることが必要になった私は、結婚前の1年半ほどの事務経験があったので、まずは未経験可と書かれたパートの事務員募集の求人に応募してみた。

 

書類選考は通過し面接に呼ばれたので、たやすく採用されると思ったら、面接では自分の能力や人柄とは関係がない質問が続く。

 

「子供さん、まだ小学生前ですよね」

「働くことに対して、ご主人の許可はもらっているのですか?」

「ご主人、転勤の予定はありませんか?」

「ご両親は健在ですか?」

「子供さんの病気やけがでの欠勤や遅刻・早退はありませんか?」

 

と、このような質問をどこの会社の面接でも聞かれ、挙句の果てには「子供さんを置いて働きに出ようと考えるなんて、おかしいのでは?」みたいなことも言われ、結局不採用。事務員の募集は人気があり、時給が安くても応募が殺到するのでパートとはいえ採用されるのは狭き門だということを不採用が続くうちに知った。

 

そして、一度事務員はあきらめ、とりあえず収入を得るためならなんでもいいやと、スーパーのレジ、服の補正、お弁当屋さん、アクセサリー作りの内職などを一定期間続けたあと、就職活動を再開した。

 

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