セロトニン日記(週21時間だけ働き、数社の会社を世界中の隅々から 操り、毎日、トロピカルビーチで家族とノンビリ する極上の暮らしを手に入れたMr.Mの愉快な 物語)

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少し脱線するが、僕のメンターの話もよく聞かれるので
紹介したい。

僕は、メンター推奨派である。理由は、いくつかあるが、
精神的に安心できるし、最終的に、お金もかからずに
たくさんのことを学ぶことが出来るからだ。

いつでも相談出来る人が近くにいる時ほど、人は
心置きなく前に進めるものなのだ。

僕の最初のメンターは、僕が当時アメリカ留学のために最初に始めた
事業であるNTTのBフレッツ光をそれなりに売っているときに出会った。

事業は、ネットで見つけて、無料だったので即代理店になった。
毎日、大学の授業の後に、ポロシャツ&スラックスに着替え、
マンションにピンポンを繰り返した。

このエピソードもなかなか面白いので、またどこかで綴りたいが、
僕は、このビジネスで、それなりに稼ぐことができた。
(最高月収30万円程度)

本気でやれば出来ることがわかったし、飛び込み営業という
スタイルがいかに非効率なものなのかもよく理解出来た。

そして、ここで結果を出すようになると、やはり見ている
人は見ているようで、こんな20歳の僕に会いたいという
方が殺到した。

やはり、結果を出してアピールをしていると、誰かが見ていて
ヘッドハンティングされるのだ。

(僕はヘッドではないので、もみあげハンティングだ。)

ここでの成績により、僕はオッサンばかり集う経営者の会合に
呼ばれることなった。

しかも、待ち合わせ場所は、タワーマンションの1回のラウンジ。

しかも、興味深いのは誰も、このタワーマンション住居者では
ないようだった。

勿論、エントランスでは、鍵がないと入れないし、知人がいないと
ロックは開かない。

「どうやって入るんですか?」

とガラスの向こうにいる先輩にメールをすると

「マンションの住居者が入ってきた段階でコッソリ入ってきて」

と返信を2秒で頂戴した。

「マジか?だが、成功者はこうやってセコいことをするんだ。」

とまた一つ既成概念が外れ、ここで、僕は中にコッソリ入った。
(どう見ても侵入者である。)

そして、僕はこの会合で本当のビジネスを始めることになるだ。



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"第3話 謎の白髪爺さんとインチキ起業家"
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アドレナリン日記でもいいのだが、なるべく、
現在人が最も不足している「幸せホルモン」
である「セロトニン」をなるべく分泌して
ほしく、この名前にさせていただいた。

さて、侵入者になった僕だが、ここで「起業家」
になるのだ。起業家とは、付加価値を与えることだ。

これはシンプルに話すと、100円で買ったリンゴを
デザインして、ドラえもんにしたとする。そして、
このアカエモン(赤いドラえもん)を150円で売った
とする。

すると、付加価値を50円つけたことになる。この
付加価値をつけることができることがGDPに貢献
することであり、起業家なのだ。なので、MLMなどの
販売員は、決して起業家とは言えない。

話は脱線したが、僕は、マンションになんとかして
侵入した。

入ってすぐにラウンジがあり、ソファに数名が
座っていた。今でも鮮明に覚えいるが、女性が
1人と、男性が2人だ。

1人の男性は、白髪でかなりユーモア溢れる顔を
しているし、僕に向かってこう問いかけた。

「君は何が好きなのかね?何をしているのだ?」

私は、当時好きなことがなかった。いや正確に話すと
「好きなこと」はあったのだが、それが「好きなこと」
とは言えなかったのだ。

いわゆる本の読みすぎで。。

好きなことは、「バスケ」「食べること」「本を書く」
など、その行為を聞いただけで即イメージできるもので
はないといけないと思っていたのだ。

だが、実際私の好きなことは「未来作り」だったのだ。

だから、私はこう答えた。

「特にないのですが、セミナーに出てその講師を年収や状況を
見たりするのが好きでよくやっています。」

と。これは、私がこのような発信をする1番のキッカケに
なったことなのだが、いわゆる「成功セミナー」を
やっているほど、成功していない方ばかりなのだ。

モチロン、見栄えはいいし、カッコイイことを話す。

だが、実際に、A面(オモテ)ではない、B面(裏側や時間軸を

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