編入試験体験記vol.2「◆Columnその①」

前話: 編入試験体験記vol.1「◆1年生前期4月〜6月編」

Columnその①

-「大阪で受けた洗礼」


福井という田舎出身の僕からすると当時は、梅田は本当に都会に感じた。笑

(今は梅田ならどこに何があるか大体分かります。)

四方八方から人は来るわ、いろんなビルがあるわ、しまいにはエスカレーターの立ち位置を間違えてしまうと舌打ちされるわ

慣れるまでに時間がかかった。


とある休日、下宿生と一緒に梅田に散策し、家に帰るときのJR内でその悲劇は起こった。

べろんべろんに酔ってて座って寝ている人がいきなり、僕の目の前でリバースした。

危うく自分にも被害を受けるところで、「これが大阪の洗礼か」本当に怖かった。



-プシュ~~~


5月下旬のある日、起きたら突然右胸に痛みを感じた。

ジャンプをしたり階段を降りたりしているだけでも痛い。

しまいには、笑うだけでとても痛かった。


「これって恋の病?」いや、そんなわけない。笑


この痛みが2日間も続いたのだから、土曜日だったけど内科に行ってレントゲンを撮ってもらった。

そしたら内科の先生に、

「肺、しぼんでますねーーー。君、2日間も耐えたのー?頑張ったねー」と面白おかしく言われた。


実際、平均的な人間の酸素量における濃度は110くらい。しかし僕はそのとき、80しかなかった。

その後、意識ある中酸素ボンベを鼻に入れ、救急車で病院に運ばれた。

いきなり、横向きになって右の脇あたりに部分麻酔した後、皮膚を切った後に管を入れた。


当時18歳の僕だったからか、僕が手術を受けている時に周りに10人近くの

医者さんが声がけをしてくれた。

なかでも、40代後半の女性医者が人一倍励ましてくれた。

最後には、いきなり僕の手を握って違う目で見られ、僕の意識は脇から別の部位へと変わっていった。(冗談)


2週間程度で肺が膨らみ退院。基本的に寝るかご飯食べるかしかしていなかったので、外に出た時はとても暑くて

普通に倒れそうだった。

(この後も何回か肺しぼみました。笑)





人生、何あるか本当に分からないですよね。

著者の新井 大貴さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。