編入試験体験記vol.2「◆Columnその①」
◆Columnその①
-「大阪で受けた洗礼」
福井という田舎出身の僕からすると当時は、梅田は本当に都会に感じた。笑
(今は梅田ならどこに何があるか大体分かります。)
四方八方から人は来るわ、いろんなビルがあるわ、しまいにはエスカレーターの立ち位置を間違えてしまうと舌打ちされるわ
慣れるまでに時間がかかった。
とある休日、下宿生と一緒に梅田に散策し、家に帰るときのJR内でその悲劇は起こった。
べろんべろんに酔ってて座って寝ている人がいきなり、僕の目の前でリバースした。
危うく自分にも被害を受けるところで、「これが大阪の洗礼か…」本当に怖かった。
-プシュ~~~
5月下旬のある日、起きたら突然右胸に痛みを感じた。
ジャンプをしたり階段を降りたりしているだけでも痛い。
しまいには、笑うだけでとても痛かった。
「これって恋の病?」いや、そんなわけない。笑
この痛みが2日間も続いたのだから、土曜日だったけど内科に行ってレントゲンを撮ってもらった。
そしたら内科の先生に、
「肺、しぼんでますねーーー。君、2日間も耐えたのー?頑張ったねー」と面白おかしく言われた。
実際、平均的な人間の酸素量における濃度は110くらい。しかし僕はそのとき、80しかなかった。
その後、意識ある中酸素ボンベを鼻に入れ、救急車で病院に運ばれた。
いきなり、横向きになって右の脇あたりに部分麻酔した後、皮膚を切った後に管を入れた。
当時18歳の僕だったからか、僕が手術を受けている時に周りに10人近くの
医者さんが声がけをしてくれた。
なかでも、40代後半の女性医者が人一倍励ましてくれた。
最後には、いきなり僕の手を握って違う目で見られ、僕の意識は脇から別の部位へと変わっていった。(冗談)
2週間程度で肺が膨らみ退院。基本的に寝るかご飯食べるかしかしていなかったので、外に出た時はとても暑くて
普通に倒れそうだった。
(この後も何回か肺しぼみました。笑)
人生、何あるか本当に分からないですよね。
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