怒りの矛先
珍しく言い争いをした。
こちらの精神状態がよくない時ならば完全に黙りこんでしまうことで何とかやり過ごせたかもしれない。
だが今回は多少なりとも反論するだけの気力があった。
先方の言っていることはよくわかるしほぼ正論なのだ。
こちらに非があることは否めない。
ただ言葉の使い方や荒っぽい声のトーンで言われてしまったせいか、こちらもつい理性のタガが外れてしまった。
お互い変に気を使わないようにと思いながらもやっぱりどこかで気を使っていて、その「よかれと思って精神」が裏目に出たのだろうと痛感。
何とか互いに矛を収めたけれど、しばらくは引きずりそうだ。少なくとも私は。
思うがままに言いたいことを言ってスッキリできてしまう人はそれでいい。
でも、私の場合は腹を立ててしまった自分に腹が立ってしまうのだ。
そして自己嫌悪という形でブーメランの如く跳ね返ってくる。
相手の怒りを受け止め、自身の怒りも受け止めて。
そんな簡単には捌ききれない。
いつぞやも書いたのだが、怒るという行為は本当にスタミナを使う。
普段から自己流アンガーマネジメントをしているせいか、やむなく一線を越えてしまった時にはすでに廃人なのだ。
ODしないように気をつけよう…
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