誕生日に人生を振り返ったら、”準備”という名の言い訳に逃げていたと気づいた

おかげさまで、本日10月1日に22歳の誕生日を迎えることができました。20歳を超えてから、急に時の流れが早くなったように感じています。

特に嬉しいとか悲しいとかそういう感情はなく、ただただもう22歳になったのか...という感覚です。

誕生日は1年に1度しか訪れない貴重な日なので、一体何をしようかと考えていたときに思いついたのは、これまでの人生を振り返ることでした。

これまでの人生というと22年間もありますが、今回は特に濃い時間を過ごした大学1年生の10月から今日までの3年間を振り返ってみようと思います。少々熱のこもった文章が多いですが、誕生日なので大目に見てください。

すべては一冊の本から

あれは大学1年の10月、19歳の誕生日を迎えた僕は今後の人生をどのように生きるかを真剣に考えていました。

というのも、中学高校と「将来は警察官になろう」と考えて生きてきたのですが、国士舘大学に入学してからその気持ちは徐々に薄れていきました。もちろん警察官は社会をより良くする立派な職業ですが、立場は地方公務員に過ぎません。そのために地球上の極めて小さな地域にしか影響を及ぼすことができないということに気づいてから、警察官への憧れが消えていきました。警察官になるために国士館大学に来たのに、警察官になりたくなくなってしまったのですから、大学に通う意味を見出せなくなっていました。

そこで今後の人生をどのように生きるかを考えるために、大学1年の10月の1ヶ月間はほとんど大学には行かず、ひたすら読書にふける日々を過ごしました。いままで大して読書なんかしてこなかったのですが、この時は月に30冊ほど読んだかと思います。

ひたすら読書にふける日々のなかで出会った一冊の本が、僕の人生を大きく変えました。その本は松田公太さんの「すべては一杯のコーヒーから」です。松田公太さんはタリーズコーヒージャパンの創業者で、本には彼の生い立ちや創業時のHARD THINGS、上場までの軌跡が記されています。

僕はこの本を読んで初めて”起業家”という職業を知りました。本を読むなり起業家とは本当にハードな職業なんだなと感じた一方で、「起業家なら世界に影響を及ぼせるんじゃないかな?」とも感じたのです。この時から起業家を目指すようになりました。

レベルが高い大学に行かないと

こうして大学1年の10月、僕は起業家を目指し始めたのですが、まず何から手をつけるべきか分かりませんでした。なんとなく起業家の人は頭が良いイメージがあったので、まずはとにかくひたすら勉強して国士館大学よりもっとレベルが高い大学に入ることが起業家になるために今できる最善の”準備”だと考えました。

英語のbe動詞と一般動詞の違いも分からない状態から勉強を始め、第一志望の大学には落ちてしまいましたが、中央大学の編入試験に合格することができました。そして晴れて大学3年次に中央大学経済学部に入学しました。

世界の現状を学ばないと

これで起業家になるための”準備”である、「もっとレベルが高い大学に行く」という目標はなんとか無事にクリアできました。

さて起業家になるためには、次はどんな”準備”が必要なのだろうかと考えてみました。僕は「世界に影響を及ぼせる起業家」になりたかったので、大学のゼミに入り世界の経済や政治などを1年間ひたすら研究することにしました。ゼミでは発展途上国を中心に学び、とくにフィリピン・マニラの経済や政治について研究を行い、論文執筆まで終えました。

プログラミングをマスターしないと

さてこうして約1年間ひたすら世界の現状について研究をしたことで、多くの知識を得ることができました。

ここまで起業家になるために「レベルが高い大学に行く」と「世界の現状を学ぶ」という2つの”準備”をしてきました。そして起業家としてどのような事業をやろうかと考えた時、Webサービスをやりたいと思ったので、プログラミングを勉強することにしました。

プログラミングは本当に難しかったのですが、独学でひたすらHTML/CSS, Ruby, Ruby on Railsを学習し、フィリピン・セブ島のプログラミングスクールに留学してPHP, Larvelを徹底的に学習した結果、なんとかエンジニアとしてのキャリアをスタートさせることができました。

僕がプログラミングをどのようにして学習したのかは以前に書いたので、そちらを見ていただけたら嬉しいです。

”準備”という名の言い訳

こうして起業家になるために、「レベルが高い大学に行く」「世界の現状を学ぶ」「プログラミング」と入念な”準備”をしてきました。

さて、起業家になるためには次はどんな”準備”が必要なのだろう?

マネジメント力を身につけるために、MBAを取ることだろうか。法律についても詳しいほうがいいので、弁護士資格を取ることだろうか。会計だってできた方がいいので会計士の資格を取ることだろうか。

ここまで考えた時、僕はふと気づきました。

「僕は一体、いつになったら起業家になれるのだろう?」 

”準備”は必要なのだろうか

もちろんMBAも弁護士資格も会計士資格もその他のスキルだって、そりゃないよりはあったほうがいいと思います。けど、これじゃあ”準備”ばかりでいつになっても起業家としてスタートできません。

そもそも、全ての準備が整う時なんてやってくるのでしょうか。

自分に足りないものを補い合うために仲間がいる

おそらくそんな時は一生やってこないでしょうし、待っているだけ時間の無駄だと思います。会社を創業するにあたって”準備”することは無数にあるので、本当にその”準備”がいま必要なのか、それを自分がやる必要があるのかを一度考えるべきなのでしょう。

会社を創業するとはいっても、すべて一人でやる必要はないわけです。僕もそうですが、たいてい共同創業者がいるわけで、会社の規模が拡大すれば仲間も増えます。何のためにそのような仲間がいるのか、それは自分に足りないものを補い合うためです。

今年が”ラストチャンス”

こうして、起業家を目指し始めた大学1年の10月から、僕は”準備”という名の言い訳に逃げていたのだと気づいてしまいました。

ただ本当にプログラミングは学んで良かったと思っているので、これまでの準備のすべてを否定するつもりはありません。

起業家を志してから3年が経ち、もう22歳。

それなりの大学にも入った、プログラミングもできる、共同創業者になってくれそうな信頼できる最高の仲間だっている。もうこれ以上、いま”準備”すべきものなんてあるのだろうか。

自分のことは、自分が一番よく分かっています。

おそらく今年が僕の人生における”ラストチャンス”です。ここで挑戦しなかったら、僕はもう一生挑戦しない人間になり、なんとなく生きて死んでいくのでしょう。

そんなのは絶対に嫌ですし、やっぱりこの世に生を受けたからには、せめて何かデカいことを成し遂げてから死んでいきたいわけです。

この”ラストチャンス”必ず掴み取ってみせます。


みんなの読んで良かった!