拝啓 大人になった私へ

私は、子供の頃から書くこと、描くことが好きだった、というより自然だったことに随分と後で気がついた。ドッジボールはすごく苦手だったので、休み時間や放課後はなるべく逃げていた。大きな岩の裏に友達と隠れて、土の上に文字を書いてヒソヒソ話よりずっと小さな声の会話をしていた。


幼稚園で、カレンダーを作っていて、イラストを入れ、毎月の日付が入った表を作り、最後の最後に表紙に太いマーカーでカレンダーと書こうとして、


カレンーダ


と書いてしまい、号泣(;_;した事を覚えている。


子供の時は、長期休みの間だけでなく、毎日会う友達とも手紙の交換をしていた。休み時間は、ノートを広げて、言葉を発することなく、


ひたすらみんなでイラストだけで会話をしていたこともある。


今は死語かもしれないけど、交換日記や、文通なるものもしていた。文通は英語である程度表現できるようになってからはその相手は世界中にできた。(または相手が日本語で書いてくれた)には無い、手紙ならではのあったかさや、面白さがあった。



有名人には住所を書かなくても届くと思っていて、

封筒には名前だけ書いたファンレターを送ったら(アメリカ宛)


住所不明で届けられません

のハンコが押されて戻ってきた。


紙の上のおしゃべりは楽しかった。


とにかく、書く事が好きだった。



もちろん苦手な人たちもいたけど、私は先生と友人には恵まれていたと思う。

でもそんな私にも絶望の日々はあった。



そこで私は未来の私に手紙を書いた。


大人になった私へ


今 生きてる?



今 幸せ?


あとは、何を書いたか忘れた。​




未来の私、何年も先の私が生きてるかどうか分からなくて、それを読んでくれるかどうかも分からなかったけど書いた。


タイムカプセル

みたいにどこかに埋めたような気がするけど、忘れた。

(多分封筒そのままだったと思うし、ドロドロのぐちょぐちょだと思う、きっともう紙では無くなっているはず)


だけど、そんな内容を書いたことを何かの時に思い出した。





あの頃の小さな私に手紙を送りたい。



ほとんど学校と家庭という小さな世界で生きている私へ


今 生きてるよ 


今 幸せだよ 


だから


前を向いて



もっと広くて楽しい未来で


待ってるよ〜!

みんなの読んで良かった!

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