夢を叶えるために一番大切なこと

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そんな母は、僕にとっていつも¨守ってくれる存在¨だった。

 

父と喧嘩している時も、進路で迷った時も、

困っている自分を支えてくれていたのは、いつも母だった。

 

厳しすぎる父親、

それを守ろうとするためか、必要以上に優しかった母親

争いごとに巻き込まれたくないと、中立の立場をとる弟。

 

そんな複雑な家庭環境の中で、僕は育っていった。

 

2.運命を変えてくれたもの

 

小学生時代

勉強は大の苦手な僕だったが、

これだけは確実に周りより優れている!

といえるものが1つあった。

 

自分でいうのもなんだが

「足が速かった」のだ。

 

勉強の成績は最悪だったが、

体育だけは最高の「5」以外とったことがなかったし

運動会の徒競走でも負けたことがなかった。

 

そんな体育の時間は、勉強が苦手な僕にとって

唯一、安らぎと自信を与えてくれる時間だったのだ。

 

 

6つ上のいとこが中学生の頃から陸上部に入って、

100m選手をやっているという話を聞いた。

 

「やすも足が速いんだから陸上部に入ったらいいよ」

そう進めてくれたのはいとこの母親、

つまり叔母にあたるひろこおばちゃんだった。

そんな勧めもあって、僕も中学生になると同時に陸上部に入ることを決めた。

 

入ってみたものの、

小学生と中学生は訳が違っていて、周りもみんな速かった。

県大会ともなると優勝までできず、6位前後の成績が続いていた。

1位をとれないことが、僕は何より悔しかった。

 

そんなある時、

校内のスポーツテストで「走り幅跳び」という種目があった。

砂場へ向かってダーッと走って行ってジャンプ

その飛距離を競うスポーツだ。

 

やってみたのは小学生以来だったが、

この成績が思いのほかよかった。

 

陸上部のコーチからは、「一度走り幅跳びもやってみたら・・?」

というアドバイスも手伝って、13歳の夏から走り幅跳びを始めることになる。

 

このひょんなきっかけが、

僕に¨夢¨と¨自信¨を与えてくれ、

この後の運命を変えてくれることになる

「僕と走り幅跳び」との出会いだったのだ・・・

 

3.未来への懸け橋を作ってくれた青春時代

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