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銀行カードローンで借金してビックマックのセットを買った話。

福祉って一体誰のためにあるのだろうか?


貧困生活って一体なんだろう? と考えつつも貧困バッシングが強い世の中がとても怖いです。
貧困イコール惨めでかわいそうな人?

いや、でも、TVの大家族モノとかって貧乏でもなんだかんだで楽しそうに見えるんですよね。ちなみに私自身の現在の生活がそんな感じです。

TVの大家族たちってカツカツの生活でやばい感たっぷりなんですが全く危機感がないというか、でも家族の絆が強いというのは今の私にはありません。
うつ病と発達障害で障害者手帳を取得してからはもう家族からも厄介者扱いです。


で、今の私は就労継続支援A型といって、障害者の労働に県の最低賃金を保証するというタイプの福祉施設で仕事をさせていただいています。
あとは、何度か自殺未遂(というか本当に死ぬつもりだった)で警察のお世話になっていることもあり、障害者手帳の等級が上がったこともあり、毎月約65000円の障害年金をいただいております。


「電車も税金も安いのにどうして貧困なの?」
「それこそ甘えじゃね?」
「この前寿司食ってたしライブとかも行ってるでしょ?」
と色々突っ込まれそうな気もしますが、

子供の頃から療育を受けて、大人になってからも真面目に服薬をしている私は、福祉施設に馴染むこともできずに出勤率がとても低くなってしましました。

福祉施設には精神障害の方が多いということもあり、暴言や奇声などは日常茶飯事ですし、服薬もせずに朝から酒の匂いをさせて出勤してくるような人も黙認されているのが現状です。

他の障害者からの理不尽な暴言などで精神的に参ってしまい、出勤ができなくなりました。


それで、家賃が払えない。

というわけで、まずは、社会福祉協議会の生活福祉資金を検討しましたが「現在の収入では厳しいから生活保護を受けられては?」とのことで保護課に向かいました。

保護課では水際作戦ということで追い出されるかと思いきや、案外親身になって話を聞いていただけました。
で、特売品のもやし(一袋5円)だけで1週間生活していたので、お腹の音がかなり気まずかったのですが、保護の申請に必要な書類一覧は渡していただけました。
今の生活状況だと生活保護の対象になるとのことでしたが、実家への連絡は必須とのことで保護を受けることは見送っております。


それで最後にたどり着いたのが某銀行のカードローン。
社会問題にもなっておりますが、これがなければ今の私は生きていないと思います。

ネットから申し込んで2日程度で電話が来て、すぐに融資を受けることができました。
私が利用したのはすでに持っているキャッシュカードをそのままカードローンのカードとして使用可能なものでしたので、電話の後に本当にすぐにお金を借りることができて驚いています。

借金をして最初に買ったのは銀行の目の前にあるマックでビックマックのセット。
その後は、吉野家で牛丼大盛りを食べて、その後はスーパーでひき肉とパン粉と卵と米を買ってきて、家でハンバーグとたくさんの白米を食べてその日は終了。
もやし生活が10日目くらいになったあたりだったので、反動って本当に恐ろしいものですが無事に家賃も払って満足な食事もできるようになりました。
そして、ずっと痛かった親知らずもやっと抜くことができました。


それからも、家賃や食費が足りなくなったら(というか常に足りないけれど)借金をして、なんとか生活をつないでいます。

だけども、年金や給与が出たらすぐに任意返済をして、その他にも毎月の返済日に1万円を口座に入金していて、いつになったら今の借金が終わるのかはわかりません。

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東北在住のゆとり世代

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