マルチタスクは非効率

皆さんはお仕事でどのような業務を割り当てられていますか?

置かれた環境が大手企業であれ中小企業であれ、おそらく性質や特徴の異なるいくつかの業務(タスク)を、業務分担というカタチで複数割り当てられているのではないでしょうか。

今回のお伝えしたいことは、この業務分担についてです。

実は、複数の業務(タスク)に従事することで、仕事の生産性を低下させるという事実があります。

話を日本企業に移しますが、

古き良き時代からの社風を継ぐ日本企業では、旧体質がゆえに、なかなか業務改革つまりはイノベーションを起こしづらいのではないでしょうか?

ですから、今回お伝えする内容は、特にそうした企業に在籍する経営管理者に対して知っていただきたい。そして、願わくばワークスタイル・イノベーション、明日からの変革に向けたヒントにして欲しいと願っております。

さて、本題に入ります。これは当たり前と言えば当たり前ですが、人間の脳は一度に一つのことにしか集中できません。

皆さん、これまでにこんな経験をしたことはないでしょうか。たとえば、同時に二つのことをやろうとしたら“生産性を低下させてしまった”というような経験。

わたくし自身も、過去にプロジェクトを何個も統括し、プログラム・マネジメントのマネージャーをしておりましたが、正直、プロジェクトの品質を高めるには、一つのプロジェクトやタスクに集中した方が遥かにプロジェクトの品質が上がった経験をしております。

これはプロジェクト以外、つまり定常業務(タスク)でも同様なのです。

マルチタスクをこなしているつもりでも、実際はタスクからタスクに切り替えるタスク・スイッチングしているだけということなのです。

ハーバード・ビジネス・レビューでもこのことが紹介されています。比較的長く一つのことに集中する従業員と、頻繁に作業を切り替える従業員の生産性の比較をしますと、結果としては、作業を切り替えれば切り替えるほど、作業の達成度が低くなるということが証明されております。

私たちは、マルチタスクをしているつもりでも、実はそれをすればするほど、仕事に集中できなくなっているのです。

マルチタスク型の業務分担により、生産性を上げるのではなく、むしろ悪化させてしまっているのです。定常業務しかやっていない人たちに対してマルチタスクを否定することは仕事そのものを否定しているように聞こえてしまうかもしれませんが、以上のような観点から、仕事への生産性や品質を考えた際には、マルチタスク型から専従型にするといった大胆な変革も必要ではないか。

https://school.nikkei.co.jp/lecturer/article.aspx?tid=NBSJON


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