愛って、なに(3)

涼しくなり、秋だな、と

 

実感できるようなころ

 

夫は、死にたいと言い出す

 

これも、例年のことだ

 

決して本当の 死にたい ではなく

 

生きてても仕方ないよなぁ~

仕事もうまくいかないし

家族には無視されて

生きる目的なんてないしな

 

俺はお前を愛することだけが

生きがいなのに

 

その、お前は

ほかの男を好きになって

(これはこの年に追加されたフレーズ)

 

死ぬほど冷たい目で

俺のこと見るしな、、

 

俺なんて

生きてる意味ないよな

 

死んだって誰も困らないよなぁ~

居てもいなくてもいいよなぁ~

 

夏の全能感が終わると

やってくる虚無感

 

これは、躁うつ病と言うんだろうと

 

もしくは、更年期なのかもしれない

男性でも更年期があると聞いたことがあるし、、と

 

精神科の受診を勧めては断られ

逆にお前のほうが精神病っぽいから

その廃人みたいな姿

治療してもらったら?

 

と、お互い相手の精神状態がおかしいと思い

上手くいかないのは相手のせいだと

 

お互いに不満をなすりつける

 

そんな中で私は

8月の勉強開始から半年間の間に

5つの民間の食関連資格を取得した。

 

11月ごろには職場に戻るよう

休職扱いになっているし

 

そろそろ、戻ってこられるのか、、?

 

彼から直接連絡はないけれど

同じ売り場の仲間からそれとなく打診された

 

そして

以前から、希望していた部門へ

空きが出たから異動ができると

 

希望していた部門の上長からも

思いがけない連絡がきた。

 

 

この希望を、私的な会話を通して

知っていたのは、彼だけだから

 

 

私が戻る時期に合わせて

それとなく配慮してくれたのかな、、

 

覚えていてくれて、叶えてくれたことに

とてつもなく喜びが湧き上がる

 

この部門で働いてみたいというのは

ただの販売員ではなく

食関連の資格を活かして働ける

願ったりかなったり、だったので

 

とにかく嬉しくて、たまらなかった

 

将来的な見通しも、たつ

今取り始めている資格も活かせるし

当然、引き受けるつもりで

復帰について打ち合わせをしに行く

約束をした。

 

 

そんな嬉しい姿が

虚無感でいっぱいの夫を刺激したのか

 

私の話を聞くと、どんどん目つきが変わり

 

気に入らない、という

機嫌を損ねたとき特有の雰囲気を放っている

 

でも、職場には戻る前提で休職しているし

私の希望が叶えられたし

 

 

これは、どうしても譲れない

 

私の将来も考えて、この仕事は

 

私自身の人生の為に、やりたい

 

 

機嫌の悪そうな雰囲気のまま

 

まぁ、、

いつまでも家でのんびりもしていられないし

お金は稼がないとね、

俺、いつ死んでもおかしくないから

 

仕事は、そろそろしたほうがいいしね、、

 

と、何となく不満でも

その場でで許可はおりたと、受け取った。

 

そして、職場への復帰に向けて

 

私が心の準備を、始めると

 

日に日に夫の状態は悪くなり

 

どす黒い顔色をして

 

腹の底に押さえつけたような怒りを

 

端々に、表すようになった。


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