愛の中にあるということ(3)


いつもの、公衆電話に向かう

ドキドキしながら、電話を鳴らす

いつものように、やっぱり出ない、、
と思う、そのタイミングで


はい、、もしもし

と。声が聞こえる

自分でかけておきながら、
予想外の展開に、一気に動揺し

あ、、あの、、えっと、、

○○さん、、ですか?

と、聞き、えっと、、と名乗る

私が動揺しているのを、制するように
かぶせ気味で
「✱✱さん、だよね?あのね、今から言うこと、メモれる?」

突然言われ、あ、わかった。とメモをガサガサ探している間に、次々喋る

「あのね、今、あなたを探して警察が動いてる」

「えーーー、、、なんで、、」

「俺の職場にも、家にも、警察が来たし、あなたのご主人も、毎日家の前にいる」

「はぁーー、、そうなんだ、、迷惑かけてごめんなさい、、」

謝るわたしに、それはいいから、と
この携帯も警察が見るから
店の電話にかけ直して、と言われ
電話を切ってかけ直す。

夫も、実家の家族も
私を探していて、警察に捜索願が出ている事、
私の母も彼の店に行き、何か知らないかと、
泣き崩れそうになっていたこと

今どこにいるのか
お母さんをあんなに苦しめちゃダメだと、
家族に電話してあげてと、言われ

うん。わかった、
わかったんだけど、ちょっと聞いて、と


会いたいの。
ずっと私、会いたかったの


彼が電話ごしに、優しく笑うのが聞こえる


あのね、わたし ずっとずっと忘れなくて  
あの時のまま、止まってて、動けないの。
わたしを、抱いて
抱いて欲しい、って思ってて。そのままなの、、

言いたいことは、これだった。

ただ、会いたい
話したい
触れたい、触れてほしい



そのあと、いくつかの話をした

彼は、私との事があってから、 
社会的にちゃんとしようと、結婚したこと
だから今は、会えないこと

わたしは、魂で出会ったと思ったこと、
いつか会えると思っていること

なんで?家出したの?と聞かれ 

もう、人のせいにしないで
自分の足で生きたいの
自分の事を一番幸せにしたいの、と

うん。そうか、、
まぁ、やりかねないとは思ってたけど。と
お兄さんのような言い方をする。

いつか、会えると思う、俺も、、と
彼が言い

じゃあ、待ってるから、いつか、会おうねと
私が言い


そのあと少し、話をし

小銭が切れるから、と電話を切った。


なんの約束も、しなかった
いつ会えるとも
本当に会うとも、言わず

しかも、彼は結婚していた。
幸せじゃなくて、責任の為だと

そんな結婚してあげた、って、
それで女が幸せだなんて、思い上がるなよ!と 
わたしは、突然説教をし、彼が笑う

あのときのような、ぬくもりだった

なんの約束もしないけど
ずっと同じ事を思っていたんだと 
何故かはっきりわかる、大いなる安心感


傍から見たら、聞いたら、
何それ、というような、思い込みなのだろう
けど、わたしにははっきり、わかった



ツインレイ、なんだ

この人とは、どうあっても、繋がっていて

たとえこのまま生涯会わなくても

ずっと同じように、
お互いを想い合うのだろうと

いつか、会えると、思う、、という
彼の言葉は

私には、無責任な調子のいい言葉ではなく

抑えても抑えても、消えない


いつか、その日は来るだろう


必ず、会うと、知ってるから、という

魂の約束のように、
聞こえていた。





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