「大好きと言ってくれない妻」を幸せにするために、滅私奉公夫がした3つのこと

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どうやったら家族がよくなるのか、
妻はいったいどういう心理なのか、
子どもはちゃんと幸せを感じているのか……


そこに、「自分の幸せ」がすっかり抜け落ちていたことに、ようやく気づく日がきた。



自分の幸せで家族を幸せにする「シャンパンタワーの法則」



とにかく家族に時間を割きたくて、
今の仕事をやめても何とかなるようにと副業について調べ始めていたころ、

「シャンパンタワーの法則」というものと出会った。


シャンパンタワーというのは、
シャンパングラスをピラミッドみたいに10段くらい積み上げたもの。
一番上からシャンパンを注ぐと、
あふれたシャンパンが2段目、3段目と順番にグラスを満たしていくのだ。


家族が幸せじゃないから何とかしたいと思っている人ほど、
自分のことをすっかり忘れている人も多い。

でも、「いまは全然幸せじゃない」と思っているような人間が、
周りの人を変えるほどのエネルギーを持っているかというと、あやしいよね。


私の場合はまさにそうで、
ガス欠をおこした車で、妻と息子を幸せにするために引っ張ろうともがいていた。

もし、この文章を読んでいる人で、
周りが不幸な人ばかりだと思うなら、
一度「自分の幸せ」についても考えてみてほしい。

あなたに周りを引っ張るだけの幸せエネルギーがあるだろうか?


もしエネルギーがないと感じるなら、
まずは「自分がしたい」と思ったことをそのままやってみるといい。


ちょっと罪悪感みたいなものを感じてしまうかもしれない。
私も「自分のことなんて……」と戸惑ったが、
やってみるとこれまでとは違った感覚が得られるはずだ。

たとえば、妻や子供にバレないように、
自分の楽しみを一つ決めて今までのご褒美にするのはどうだろうか。

私の場合は平日の昼食だけは自由にできたので、
ひとりで大好きなウナギを食べに行った。

ご褒美の前に一言、自分に言ってあげてほしいことがある。


「ほんとおまえはよくやってきたよね。

お疲れ様。

いつも頑張ってくれてありがとう。」


自分にこんなことを言うのは変だと思うかもしれないけれど、
数年ぶりのうな重を目の前にして、しみじみ言ってみると涙が出た。

せっかくの高級うな重の味、全然覚えてない……

でも、午後からの気分は今までにないものだった。
元気とか、活力とか、エネルギーとか、いろんな言葉があるけど、
自分を満たすってそういうものが確かにあふれてくるんだなと実感した瞬間だった。


そうしてあふれたエネルギーを、
シャンパンタワーの2段目にいる妻や息子に注いでやる。

それは今までの気の抜けたシャンパンじゃなくて、
パチパチと泡がはじけるさわやかなシャンパンなので、
注がれた方もびっくりしただろう。


もちろん1回だけで劇的に変わるわけじゃないけれど、
何度も何度も自分を元気にしてから妻や子供に注いでやるようになってから、
明らかに反応が変わってきた。


家族を変えるためにした一つ目のことは、「自分自身を満たす」ことだ。
ぜひあなたにも体験してほしいと思う。



自分が満たされていくと、がぜん妻も満たしてあげたくなってきた。
そんなときに知った「感情」の話をしようと思う。

パートナーを本気で理解する「6つの感情」


家族の悩みについて色んな記事を読んでいると、
「家族を愛せない」
「家族といる意味がわからない」
なんて深刻な悩みも多く見かける。

そして、そんな記事をみるたびに、

もしや、妻もそんな感覚を持っているんじゃないか……
と余計な心配をしてしまう日々が続いた。


ただ自分を満たすことも意識するようになっていたので、
余裕も出てきて、色んなことを楽しんで学ぶようになっていた。

そんな中で、
「人の感情は大きく分けると6つしかない」
という考え方を知った。


正直、そんなわけないだろって思ったね。
いま悩んでるだけでも何十個も感情があばれているように感じたから。


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