2番目の悪者、という大人の絵本を読んで。自分の目で確認しないとどんな結末を迎えるのか、という話。
ズバリ言うと、噂を鵜呑みした動物達の末路。

この絵本は、金色のライオンが動物達の人望を一心に集めてしまった銀色のライオンに嫉妬するところから物語が始まります。
傲慢で、自分が1番じゃないと気が済まない金色のライオン。
大人しく謙虚で、優しく人助けが好きで働き者の銀色のライオン。
2人は対照的でした。
最初は誰も信じなかった金色のライオンの小さな嘘の噂を、「この人に気をつけてね」と相手に忠告する、という形で噂が広まります。
あー、これは、誰でも経験したことがあるのではないかと思います。
この人はこうだから、巻き込まれないようにしようね、的な話は聞いたこともあるし、自分もしてないとは言えない。だけどこの絵本を読むと
まさかの結末を迎えて、
誰か1人でも
その噂が本当なのかどうなのか事実を確認していたら…
自分の目で見た事実を信じて噂を広めないようにする人が1人でもいたら
結末は、違ったかもしれません。
金色のライオンは、何がしたかったのでしょうか?
そして、どうして動物達は
金色のライオンの言うことを信じてしまったのでしょうか。
1番悪いのは金色のライオンでしょう。
でも2番目の悪者は??
誰だと貴方は思いましたか?
オススメの絵本です。
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