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私が入学した高校の授業(進学校)

Image by Olia Gozha

私が入学した高校は、昔は男子校でした。入学した当時も、元男子校の雰囲気は残っていました。


学年だと男女構成比は、1:1でしたが、「超理系」になると、男子40名、女子5名が1クラスでした。その環境で、私は2年生、3年生を過ごしました。


同級生には、東大、京大、東工大、早稲田、慶応などに多数入学しました。就職する人はごくわずか。


私が今でも尊敬している女性は、慶応大学に推薦で入れるほど、とても優秀でした。


一方で、自分はどうかというと、「ダメダメ」な高校生でした。


勉強してもしてもちんぷんかんぷん。学年でも下のところを這いずり回っていましたね。(笑)

なぜか、漢文だけは成績が良かった。それだけ (笑)



そんな高校の授業は、「スペシャル」でした。予備校に通っている人もいましたが、高校自体が、予備校というより、ある意味、予備校を上回っていたように思います。


高1の始めの頃は、少し授業っぽかったですが、それ以降は、授業の時間は、「答え合わせ」でした。


「予習」を毎日していかないと授業を受けても意味が無いのです。


特に英語の授業だけで、相当のコマ数がありました。いわゆる中学での「Lesson 〇」は、序の口で、たったの1コマで終わってしまいます。


そのような状況だったので、学校から帰ると、毎日、翌日の予習でした。


毎日、分厚い英語の辞書を持って、持ち帰ってきてでした。


英語の辞書は、手垢で黒くなり、端のページの角は、ボロボロになっていきました。


その授業の前の休み時間は、出席番号順に板書することが決まっていて、問題の答えを、前後の黒板に縦線の境を何個も作って、小さな文字で板書していきました。


先生が来る頃には、答えは書き終わっていて、先生はその答えを元に解説、添削していきます。


自分のノートには、予習してきた答えが書いてあるので、どこが違っているのかを赤で添削していきました。


数学も科学・物理も全て同様でした。


全てが整然としていました。学生も先生も。もちろん文句などいう人もなく。


今から思うと高校が学生生活の中で、一番スマートでした。


そんなスピードで日々勉強していくので、2年生の終盤からは、大学入試の問題をやっていました。


何回か、「0点」(通称、おまる)も取りましたね。(笑)


けっして暗いムードではなく、朝の勉強前や休み時間、放課後は皆、楽しく話していて、部活も楽しかったです。恋愛もありました。


「はじける時は、はじける!」 学生生活でした。


一番楽しかったのは、年に1度の学園祭の後の「後夜祭」でした。


部活のチーム対抗で、「女装コンテスト」がありました。こういう時も徹底的にやりきるんです。


メイクもして、スカートもはいて、とてもキレイな男の子もいました。(笑)


私は、友達と大爆笑して過ごしたのでした。



「何事もすごいエネルギーでやりきる」



それが高校生活でした。


校則を言う先生もいない。自由でした。夏には、アロハシャツで通う学生もいました。



私の成績は、全然イケていなかったですが、「スピード感」には、順応していました。


他の高校に行っていたら、味わえなかった経験です。


女の子は、才色兼備。美人の人も多かったです。



大学卒業後は、上級キャリアになっている人、研究者になっている人、大手企業で社長の秘書をしている人など、第一線で活躍しています。


私は、到底、足元には及びませんが (^^;


でも、そんな人たちや先生とめぐり逢い、一緒に高校生活を送れたことは貴重な財産です。


私は、怠惰な人間なので、その環境にいなかったら、今の私にはなっていなかったと思います。


人生で思い出す大切な時期です。


将来、企業の役員人事で彼らの名前を見るかもしれません。とても楽しみです。


何人かの級友とも今でもつながっているので、また会いたいな、と思いました。


高校生活で、ある意味、すごい世界を見せてもらいました。


本当にこれからも楽しみです。



ここまで読んでくださった方、どうもありがとうございました。









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