たまーに聞かれることがある「アノ資格」のホントのところ(個人的見解)

前回は、自己紹介ということで「***士」(検索避けの意味も込めて、今後は「アノ資格」と表記するようにします)という資格を使ってお仕事をしている、といったことを書いた気がします。


・・・書くかどうか迷っていたのですが、この前回の自己紹介が、完全にウソだった、というお話しをこれから書きます。


「アノ資格」を使って、個人で、仕事をする、ということについては、ほぼウソですね。

やってみてわかったことですが、実際にあるのは

(1-1)「アノ資格」という肩書きはあるが、つまるところ前歴の延長線上で仕事をしている場合

(1-2)「アノ資格」という肩書きがあることで、得られるポジションで仕事をしている場合

のどちらかだった、ということです。


【「アノ資格」という資格があれば、前歴とは異なる土俵でも戦えるようには絶対にならない】ということです。


私が、「アノ資格」取得を目指した理由をお話しするタイミングが来たようです。

私は、前職がいわゆるシステムエンジニアです。いっぽういま力を入れているのはまちづくりだとか、地域活性化というジャンル


ですので、方向性としてはまったく違っているのですね。


前職には、26歳の時に就きました(世の中はITバブルで湧いていた頃)。

当時、入社した会社で最初に就いたのは、「第三世代携帯電話端末の開発業務(以下「モバイル開発」)」でした。

「コの業界(IT業界をやや自嘲的に表現する時の言い回し)」の常識なのですが、まあ、ブラックなんだなこれが。

当時隆盛を極めた「2ちゃんねる」でも、長編「軍曹シリーズ」が話題になっていました。

※YRPにも当然行っていた時期があります。


その後、通算で10年少々を「コの業界」で暮らしましたが、その歴史はほぼ精神科の通院歴と一致しています。

私が最初、精神科のお世話になったのは、上記のYRP駐在を含む「モバイル開発」案件に従事して半年後のことです。

精神科の通院で悩ましいことは、「診断書を取るか否か」という問題です。

「診断書」を取れば、職場環境の改善を強く求めたり、「傷病手当」を含む社会の福祉制度を利用できる余地がある。

いっぽう、「診断書」を取れば「キャリア」に汚点がつき、その後のステップアップができなくなる、あるいは雇用の維持そのものが難しくなることもあるのです。


ご多分に漏れず、私もこの問題に頭を痛め続けました。

その結果調べたこと、学んだことがのちに「アノ資格」を取得する原動力となり、同時に「アノ資格」のハードルを下げる予習ともなりました。


私が「アノ資格」取得を決意したのは、精神科の常連になり「コの業界」で生きのこることができない、と判断したからです。

つまり、「コの戦略」と決別し、別の生業を得ることが取得目的ですので、上記の(1)の生き方はそもそも私には選択できないということになりました。


ここで矢車語録より。

二度と馬鹿なことをしないため、俺は俺自身を罰した。さらなる暗闇を取り戻すために。


ついでにルーク様語録より(by仮面ライダーキバ)。

俺は俺に罰を与える。


過去の自分の馬鹿さ加減を戒め、同じ過ちを繰り返す人が登場しないよう、私は私自身の恥と失敗をさらしものにしていきましょう。

笑えよ。


もう一つ、「コの業界」から「アノ資格」を目指す方に向けて、警告を発しておくのはまったく無意味ではないでしょうか。

(2-1)1次試験ではIT科目は免除せよ。その学習時間を財務に充てるべし。

(2-2)大企業向けのシステム開発経験は、「アノ資格」の世界では全く役に立たない。


(2-1)について。

「アノ資格」は、1次試験7科目、2次試験4科目ですが、IT科目は1次試験のみ、財務は1次、2次両方で出題されます。

1次試験を突破するため、得意のIT科目で点数を稼ぎ、苦手な財務をカバーするという戦略は、次の二つの理由で破綻します。

・IT領域全般を得意とするプロ(=「コの業界」で働く人々)はほとんどいません。「コの業界」では、専門家にならないとそもそも市場では通用しないため、全般的に詳しい人はむしろ「コの業界」人でない可能性が高い。

・1次試験の財務科目での凹みをIT科目でカバーしたとしても、2次試験ではそもそもIT科目が出題されない。


その他、全般的に言えることですが、得意科目を伸ばすことより、苦手科目を何とかすることが「アノ試験」攻略のキモです。

この点、スモールビジネスマーケティングの基礎的考え方と真逆なのはどうしたことでしょうか?


(2-2)について。

そもそも大企業向けのシステム開発の場合、予算規模が億単位ですね。

世の中の中小企業で、それだけの予算を投じてシステムを開発するところがいくつあるの?と考えれば、答えは自明でしょう。

中小企業向けのITシステム案件とは、その大半がマーケティング案件というのが現実です。

つまり、プログラミングスキルとか、システムのデプロイとか、ネットワーク周りとか。。。求められることはありません。

ついでに言うと、「大規模プロジェクトのマネジメントノウハウ」も、求められていません。

「大規模」とはどの程度か?という話ではなく、そもそも「大規模」というワード自体が求められていません。


「アノ資格」ホルダーの世界で、独立して商売をやっていると称する人々、いわゆる「プロコン」さんたちの実態について。

「(1-2)「アノ資格」という肩書きがあることで、得られるポジションで仕事をしている場合」のことを少しお話しします。


「プロコン」さんたちは、自分の腕一本で生きているということになっていますが、その大半はウソです。

「プロコン」さんたちの99割は、ある「ポジション」を獲得することで生活を安定させているのです。


その「ポジション」とは何か?

行政だとか、商工会議所に設置された「相談窓口」業務がそれに当たります。


「相談窓口」とは、通常3年でローテーションする行政職員では経営指導に関する専門性を蓄積できないため、外部から専門家を招き、定期的に登庁してもらう仕組みです。

商工会議所は、なじみのない方には何をするところかわかりにくいかもしれません。

行政は、さまざまな法律の縛りがあってやりたくてもできないことがいろいろあります。

そんなとき、行政のなかば下請として、行政の意図するところを代行する外郭団体ですね。

商工会議所は、行政の意図の中でも、いわゆる産業振興という分野で使われています。


独立していると称しつつ、ハケン社員と何が違うんでしょうかね?(いや、違うんですけど。)

「会社から独立したワリに、どうしてああまで社畜を拗らせているのか」と・・・、おっと暴言。


もとい。


この「ポジション」を巡って、パワハラとマウンティングのバトルロワイヤルが行われている蠱毒のような・・・、おっとまた暴言。


もとい。


まあ、いろいろ嫌なものをこの3年間でさんざん見せられてきました。


というわけで。

ワタクシ、「アノ資格」をこの度返納いたしました。


どーせ、「アノ資格」を持ってないと出来ないこと、ワタクシ一つもやっておりませんので・・・。

ただじゃないんですよ。「アノ資格」。毎年の維持費用が発生するんです・・・。

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