逆ビリギャルの逆襲〜ゼロからつくる肩書き

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、、、、が。
やればやるほど、向いていないことに気がついてしまったのです。
薬剤師として試験管をふっていたかった、向きな性格なのに、
自らの顔を出して、他人に見られるとか、すごく苦手。むず痒くて仕方がない。
地味な生活をしているのに、キラキラ演出することへの自分への違和感。

決定的だったのは、母からの一言。
Instagramに投稿する写真を撮ってほしい、と親に頼んだところ、
「あんなに引っ込み思案だったのに、インスタ!?どうしたの!?」と驚かれました。


その時、気が付きました。自信を持てる肩書きがなくて、肩書きにすがり過ぎていた自分。
そしてまたしても、本当にやりたいことではなかったということに。



1つの肩書きを3つに育てる

でも、こんな、何者でもない私のアカウントをせっかくフォローしてくれたフォロワーさんがいることには、感謝しかありませんでした。
普通に生活をしていたら、一生交わることがないであろう友達も、Instagram経由でたくさんできました。
今更instagramをやめるのは、フォローしている方に申し訳ない気がしました。


じゃあ、今、できかけた1つの肩書きを3つに育てよう、と考えました。

その際、今までやってきたことを洗い出し、
それを掛け算することにしました。
経験と経験を掛け算することで、自分にしかない肩書きをつくることができる、
と思ったのです。

例えば、インフルエンサーという肩書きを持っている人は
日本に2,000人ほどいるかもしれません。

インフルエンサーをしながら、人前で話す講演をする人は
少し減って30人くらいでしょうか。

更に、その中でwebのディレクション経験や営業経験がある人って何人いるでしょうか。

経験したモノとモノの畑(業界)が遠ければ遠いほど、希少性が増し、
「他にはいない肩書き」を作ることができます。
私が今食べている仕事は、すべてこの掛け算をした結果、できたものです。


・SNSコンサルタント
・SNS講師
・プロデュース業

です。

正直それぞれ上記の職業をしている人は、大勢います。でも、インフルエンサーを経験したSNSマーケティングの講師は、ほぼいません。
雑誌CLASSYで言えば、ほとんどが出版社の業界に長年いる人。SNSの仕事をしている人は異人に映るかもしれませんが、人と違う経験をしていればしているほど、人とは違う仕事ができ、価値が生まれます。

SNSマーケティングに携わる人は理系脳で、PR関係に従事されてきた優秀な男性が多いです。ただ、机上でロジックは組めても、企業にコンサルティングはできても、いざインフルエンサーの中の世界で何を感じ、何が起きているのか、を知り、女性目線のマーケティングを語れるか、と言うと、途端に人数が減ります。

今ではSNSのコンサルティング運用企業も増え、タレントさんや大手企業様のコンサルティングを任せていただけるようになりました。先月ははじめて月収100万円を超えることができました。

偉そうに言える数字ではありませんが、肩書きゼロだった私としては自分を褒めてあげようと思えた瞬間でした。

そして今、会社を起こし、PRの領域で海外に出れるよう、活動しています。

夢を見ること


今回の私の話は、
別にわざわざ他人様に伝える必要のない話だと思います。
偉そうなことを言える、実績でもありません。

黙ってキラキラぶっていたらいい。私、今、大好きなファッションの仕事ができて、レセプションにも呼ばれて、每日幸せです!!って言っていたほうが格好がいいかもしれません。私の過去がなんだろうと、皆様は興味もないでしょうし、関係ありません。


ただ、私が伝えたいのは「夢を見ることの大切さ」です。
私が15歳の時辛かったのは、病気になったからではなく、
「夢を見ることができなかったから」です。

きれいごとでもいいです。やりたいことがあって、それを追うことができるのは、ただそれだけで素晴らしいことだと思います。

15歳の時、追う夢はなにもないと思っていた私は今、大きな夢を見ています。会社をつくって、仲間をつくって、大好きなファッションの仕事をして、まだまだ道半ばでも、もっと人生を楽しめると、本気で思っています。

ゼロはチャンス


もし、今、自分ってゼロなんじゃないか、って思う人がいたら、
伝えたいです。

ゼロからは、何者にでもなれます。
そしてそれは、最初から1を持っていた人を超えていける可能性だってあります。

大手企業に勤めていること、
有名大学を卒業していること。
自分の肩書きにすがって、動かない人より
時代に柔軟に対応していく人が求められる、と先日読んだニュース記事に書いてありました。

ゼロの人こそ、チャンスだと思います。
何も失うものがないのですから。
人がやっていない経験を積んで、積んで、
できたそれぞれの点と点(経験)を掛け算して線にしていく。
そうすることでオリジナルの肩書きが作れると思っています。


人の本質を見る世の中に

今まで出会った人の中に
肩書きだけで私を見ずに、
私を信じて仕事をくれる人がいました。

私に背中を叩いて「頑張れよ」って言ってくれました。
私も皆様と背中を叩きあって励ましあえる人になりたい。
だから、私も、前に進みます。


今でもよく挫けそうになるし
言い訳したくなるのはしょっちゅう。
結局自分は何がしたいんだっけ、って悩むことは多いですが、
この先また、ゼロになることがあるかもしれません。
それでもまた、きれいごとでもいいから、夢をもてる人でありたい。
それだけで同じ1日が輝き、
周りも世の中も少しずつ前向きに、明るくなっていけるような
気がします。
STORYSを訪れる皆様が、
それぞれの人生で夢を持ち、
それぞれの人生ストーリーを楽しめますように。


長文・駄文ですが
最後まで読んでいただきまして
本当にありがとうございます。

ほっと

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