あたらしいお仕事、その2

誤解があるといけないので

補足します。
前回、ぼくは「アノ資格」を返上し、新たに警備員の仕事を始めた、と書きました。
ぼくは、前歴の中でIT企業に勤めていた頃、精神をひどく病んでいてそのことが会社員を続けられなくなった理由であることまでは、ここで書きました。
精神を病んでいたのは明白で、精神科医からもはっきりと診断を出す話まではされたのですが、そのとき敢えて診断書の発行は辞退しています。それは、診断書が発行されるとできなくなる仕事が世の中に存在するからです。警備員の仕事もまた、その一つだったりします。
まあ、通院していたのはもう5年前のことであり、何年も前に投薬治療も終了しているので法律上はなんの問題もありません。
念のため、入社時に「精神疾患を抱えていないことを証明する」診断書を取っているので、今更どこかの誰かがぼくのことを通報しても無駄です。あしからず。

いま、苦しんでいるかも知れない誰かがこれを読んでいるなら

もし、かつての僕のようにIT業界で精神が崩壊するようなことがあれば、(ぼくは選びませんでしたが)生活保護を受けるというのも検討の余地があるでしょう。
そんなときの留意点を少し、紹介します。
(1)障害者手帳の発行を受ける必要がある
(2)成人の家族と同居している、または生計を一とする家族の合計で300万円以上の金融資産があると生活保護は受けられない
(3)親と同居している場合、会社を退職し、かつ一人暮らしをしている必要がある
まあ、要するに(3)が無理ゲーですので、もし親と同居している人が危ないなと思ったらまずはレオパレスでも何でもアパートを借りて、貯金を使い切ってないとダメってことです。自殺を助長したいのかな?

誰かを信用することの危うさ

誰かを信用することは、とても危うい。
その誰かは、自分がコントロールできないものだから、信用すると言うことは丁半賭博において自分が必ず賭けに勝つ前提でその後の行動を決めるに等しいのですよ。
ご立派な肩書き、たとえば「アノ資格」を持っているようなヒトタチもまた、例外ではありません。
「いまこのタダ働きをしてくれたら、あとで悪いようにはしないから」という甘言に、決して耳を傾けてはならないのです。
本当に悪いようにされなかったとしたら、きっと役所の片隅で職員から「先生」、いや「先生w」と呼ばれつつ、一日事務机の前で眠気と闘う窓際族の日々が待っています
悪いようにされると、タダ働きの上にタダ働きが積み重なって、ようやくリレーションができかけたクライアントの所に「無料専門家派遣」なる「刺客」が送られてくる。「資格」持ちを「刺客」にするとか、ダジャレを言っているわけではありません。
これって、民業圧迫だよね。ついでにパワハラじゃね?
まあ、そうやって送り込まれる「無料専門家派遣」ですけど、スキルミスマッチで意欲もない人が、実績づくり、ハク付けのためにやらされていることが多いのが実態です。
あと東京23区限定ですが、週3日程度、役所と同じ建物にある某公共機関に勤めるほとんど契約社員みたいなヒトタチが胴元となって、年間12回まで「無料専門家派遣」をアレンジする制度があります。これって、年間の顧問契約とほぼ同じではないのか?
その他、いまの安倍政権下ではさまざまな補助金、助成金制度が営まれています(いわゆるバラマキ行政)。「アノ資格」ホルダーの間では、この補助金申請の代行だとか、審査員ポジションだとかが、「アノ資格」協会内の政治的な事情、パワーゲームと絡んでさかんに取引されています
※これって、申請書の代行屋と審査員が知り合い、というかグルの可能性が高いってことでしょ?
こういう政治状況は、いつまでも続くものではないんですが(一つの潮目は、来年の統一地方選の頃に来る)、そういう仕事の取り合いをして生計を立てている「アノ資格」ホルダーの先生方は、ウカウカしていられるのでしょうかね?

ついでに、「公共事業」の話

公共事業って、なんでこの世に存在しているのか?
それは、経済学の基礎理論の一つ(正確にはマクロ経済学)にある「乗数理論」で説明されます。
政府の実施する経済活性化策として、減税よりも公共投資を増やした方が有効だ、ということを示す数式があります(数式そのものはここでは割愛)。
上段のバラマキだとか、「無料専門家派遣」は行政のバラマキですが、ことを東京都内に限定すると、「アノ資格」を維持する制度自体にも「公共事業」の性格があることを、ここで指摘します。
「アノ資格」は、年間に指定された実務を定められた日数実施した報告書の作成と、「資質の維持・向上のための研修」を定められた回数受講する義務が定められています。これを「資格更新制度」と言います。
「資格更新制度」に定められた要件を満たさないと、「アノ資格」は召し上げられてしまうわけです。
んで、この「資質の維持・向上のための研修」というやつが難儀な代物でして、3時間にわたり大教室でひたすら講義を聴くわけです。ことは東京都内に限定されますが、これがとにかく眠くて仕方が無い
なんで眠いかといいますと、講義の内容がつまらなくて冗長だからです。そしてつまらなく冗長な理由は、上段で述べた「無料専門家派遣」と同様に、「アノ協会」内部のパワーゲームの結果として、講師の仕事が取引材料にされているからなのです。
「アノ資格」の理論研修(というのが正式名称)は、大講堂に300名ほどの「アノ資格」ホルダーが集合して、アリガタイお話しを拝聴するものです。300名の大聴衆を前に講演をすれば、そりゃあ「アノ資格」ホルダーとしては(少なくとも対外的には)ものすごいハクがつくでしょう。聴衆が誰かなんて外の世界のヒトタチは誰も気にしませんし、ましてや聴衆が義務で聞きに来ているなんて想像もつきません

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