20数年、数々のクズ男に騙され裏切られ続けてきたアラフィフ女子が一念発起し、わずか1年で15歳年下イケメン男子と結婚したお話し

次話: 【エピローグ序章〜恋愛編 はじまり〜】
はじめに
【自伝を綴ろうと思ったわけ】

きっかけはテレビに出演したことでした。


アメブロにコツコツと綴ったことがディレクターさんの目にとまり、そこからオファーがあったのです。

でもテレビを見て愕然としたよ。
ほぼほぼフィクション、ほぼほぼカットで、
あれじゃ伝えたいこと全然伝わらないと思った。

だからストーリーに自伝を書くことにして、
一人でも多くの同じ悩みを持つ人の力になれればいいなと思って。

きっと、わたしに出来ることがあると思ったから。

【エピローグ序章〜恋愛編 はじまり〜前編】

さて、わたしを語るにあたって、
やはり過去の恋愛は外せない。

恋愛のスタートは高校に入ってすぐだった。

入学後すぐに学校の行事に、新入生を部活に勧誘するべく各部活の代表が、全校生徒の前でスピーチを行うことがあった。

そこでクールなボイスと甘い顔のバスケ部の代表に一目惚れした友達が、
一緒にマネージャーをやろうと誘われたのだ。

バスケ部に乗り込むと
副キャプテンが対応してくれた。

副キャプテンはほっぺが赤くて
田舎くさい顔だったけど、
笑うと目がなくなる素朴な笑顔に
今度はわたしが一目惚れをしてしまった。

高校生活は
バスケ部と友達と副キャプテンのおかげで
毎日とても充実していた。

副キャプテンはいつも明るく、ひょうきんで、みんなの中心にいる人物だった。

なんとかあそこに入りたい。

付き合いたい野望はふつふつ湧いて
毎日それはでかくなっていった。

そして、ついにその日は訪れた。

副キャプテンに呼び出されたわたしは
期待に胸を膨らませ場所に行くと
「これ」
と言って、手紙を渡されたのだ。

こ、、これは!
これは世に言う「ラブレター」というやつじゃないか?!

とうとう!とうとうわたしにも!!
しかも!!
大好きな大好きな副キャプテンから!!!

わたしは表面は冷静さを保ちつつ心の中ではガッツポーズをとり、めちゃめちゃ有頂天になった。

すると有頂天のわたしに無情の鐘が鳴る。
「これ、Sから」

へっっ??
S??
副キャプテンじゃなくて?
しかもSーーー???!!!!!

Sとはバスケ部のキャプテンである。

新入生勧誘スピーチは、このキャプテンであるSに変わって、クールなイケメンTが代表に立ったのだ。

なぜなら、、
こう言っては非常に申し訳ないが、、、
Sはとんでもなくブスだった。
ネアンデルタール人のようだった。

なのに超がつくほどナルシストで
女子マネのみんなから気持ち悪がられていたのだ。
わたしは二度、ガッカリした。

よりによってS、、、、

ラブレターの勘違いのショックと
そのラブレターの相手のショックとで、
何を血迷ったか、悪魔のささやきか、
わたしはとっさに口に出していた。

「わたしが好きなのは、副キャプテンです」

沈黙が続く。
うそだろ
何か言ってくれ。
頼む。
この沈黙は耐えられない。
すると口から出た言葉は

「ごめん」

だった。
そして
「他に好きな人がいる」

ですよねぇ。。
じゃなければ、こーして他の人のラブレター、代わりに渡すわけないですもんねぇ。

くそっ!
Sめ!!
よりによって副キャプテンに頼むなんて!!

無情な世の中を呪ったよ。
そしてあんなに楽しかった日々が
途端に憂鬱になった。



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