誕生日に見た幻覚と鈴木くん(仮名)の話

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事は2008年の12月、僕の誕生日に起きた。
当時僕は大学を休学し、北京師範大学に留学に来て11ヶ月が経っていた。

授業で山のようにでる課題。
新聞を読み、気になる記事の中国語要約を作る毎日。
中国人の友達との語学相互学習。
毎日のように寮で開かれるミニパーティー。
青島ビールと羊肉串。
サッカー、バスケ、酒酒酒…。

めまぐるしくも刺激的な毎日はあっという間に過ぎていき、季節は冬になっていた。


ある日、友達つたいに一人の日本人に出会った。
彼の名前は鈴木さん(仮名)。留学生ではなくてバックパッカーだった。
毎日何をやっているのか分からないが、僕が出会った本物のバックパッカーだった。


12月の僕の誕生日。出会って1月程の鈴木さんも何故か寮で開いたパーティーに来てくれた。
ご丁寧にプレゼントまで持って。


彼がくれたもの、それはバイアグラだった。
中国製のバイアグラだ。
僕のリアクションを楽しみつつ、彼は言った。
「sakuraiくん、今ここで飲んでよ。」
彼は鬼畜だった。


その場の空気から飲まざるを得なくなった僕と鈴木さん(??)は同時にそれを飲むことになった。(日本人は空気を読むのが上手いんだ。)


飲んで10分程経っただろうか、バイアグラ本来の効果が出てきた。
プラスα、僕は視界が若干ぼやけていた。
何故か見える青い光。それは僕が体を動かすたびについてくる残像だった。
手を左右に動かす。すると1秒程後に青白い手が遅れて左右に揺れる。足を動かせば後から青白い足がついてくる。
僕はハイになっていた。なんだか良く分からないが、兎に角面白かった。
この世界は僕のもので、僕はなんでもやれそうな気がした。


友達皆に心配され、その日はすぐ寝ることにした。


みんなの読んで良かった!