アイフォン修理屋のおじさん

私が最近出会ったおじさんのエピソードがとても面白いので、せっかくなので、ここに投稿することにする。

以下はおじさんから聞いら話を元におじさんの視点での話で記した。

今考えれば、私は幼い頃から好奇心旺盛な子供だった。


小学生の頃の私は爆弾に憧れががあった。

男であれば誰もが憧れるであろうものを、

私の好奇心は憧れるだけで終わらなかった。


爆弾が作りたい……


一度手に入れたいと決断すると、必ず手にするまで納得のいかない私は、



ありとあらゆる手段を使い、爆弾を作ることを決意した。



1章 爆弾少年桜の木を倒す



爆弾を作ると決めた僕は、

当時インターネットのない時代だった為、

ひたすら図書館に足を運び、科学の本を見漁った。

いろんな火薬や化学式や分量が書いてあった。


よし、手始めに簡単な江戸時代の火縄銃をヒントに爆弾を作ろうと考えた。


理由は、必要となる材料が小学生でも簡単に手に入るからだ。

当時は薬局でも硝酸カリウムでも認印さえあれば小学生でも手に入った。

親の目を盗み認印をこっそり持ち出し薬局へ向かい、簡単に一つは手に入った。


しかし、もう一つ薬局でも手に入らない薬剤があった。


どうしようと考えていると、発見した!


理科室で掃除をしているところ、鍵がかかったガラスケースの中に、僕が欲している薬剤があったのだ。


これは盗むしかない……


そう考えた僕は、鍵のかかっているガラスケースを開ける為に、今度はピッキングを覚えた。


また図書館へ足を運び、錠についての本を読み漁った。

鍵穴や鍵の仕組み、構造を調べ尽くした。

そして、家の机の引き出しで、編み物を編む為の一番細い棒を使い、ひたすら練習した。

3日にして、開けるコツを覚えた。


よし、次は、実行だ。


しかし、当時僕の学校では、掃除当番は一週間ごとに場所が変わる為、

即実行できなかった。うずうずしながら理科室が利用できるチャンスを待った。


ついに理科室掃除の週が回ってきた時、普段全く掃除のしない僕が自ら、

「みんな!早く掃除しよう!おい、お前何サボってんだよ。」

と適当なことを言い、早く掃除を終わらせるよう促した。

いつも以上に掃除をして、いつも以上に綺麗にした。


普段10分かかる掃除が5分で終わった。


その後、一人残り、解錠に取り掛かると、想像以上に簡単に開いた。


その後、バレないように少し拝借し、鍵も丁寧に締めて

誰よりも早く家に帰った。


家に帰り、すぐに爆弾作りを開始した。

まだ発火する為にはパイプが足りなかった為

近所の水道屋の友達に適当なことを言い、

無料でパイプを手に入れた。

調合して、爆弾の原料と準備も整ったので

試しに家の近くで発火すると、ボンッと小さく爆発した。


すごい!もっと大きく爆発させたい!


そう思った僕は、すぐに調合の量を増やし、

また水道屋の友達に適当な御託を並べ、大きなパイプを手に入れた。


次の日学校後、教室を一番に後にして、帰宅後すぐ家の近くの公園で試すことにした。


桜の木があったので、その下で発火した。

前よりも大きな爆発を想定し、発火後そこから離れ眺めていた。


ヴォンッ!!!!!!!!!

とすごい音がした後にグギギギギィーッグギィッと桜の木が倒れた


流石に子供だった僕は怖くなり、すぐに家に戻った。

こんな威力があるとは。とドキドキしながら家にいたのだが

、犯人は反抗現場に戻るとよく言うが、私もまた公園に様子を見に戻った。


その桜の木の周りには、すでに人だかりができており、

「おい!桜の木が倒れているぞー!」と近所の子供達が騒いでいた。


白々しく私は「え、何があったの?」とその群れに入り尋ねると、

「桜の木がえぐれているよ。」とすぐ答えてくれた。


「なんでこんなことなってるの?」とまた尋ねてみると

「なんでだろうね。車が突っ込んだ形跡もないし。」

と誰も僕がしていると気付いていなかった。


「なんか焦げ臭くない?」と不安を煽るような発言もあったが、

運よく目撃者もおらず、シラを切ってみんなと同じような会話をした。


その後、警察もきたが大きな事件になることもなく、

私の人生の中で初めてと思われるであろうチャレンジは、

このようなかたちで幕を閉じた。


今から考えると、時代が良かったとも言えるエピソードではあるが、

人を殺そうという動機があれば大きな事件に繋がる出来事だった。


私は殺人に使おうという考えはなかったものの、

好奇心というものは紙一重だと、桜を倒して、私は学んだのであった。

著者のかわもとさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。