第4章 最初に買った500万円のアウディが3ヶ月に廃車後、立て続けに

前話: 第2章 小学生の無賃旅行
次話: 第5章 バイク事故で生死の分かれ目に



僕のずっと憧れだったアウディ。

高校卒業後、免許獲得直後500万したアウディを150万自費で稼ぎ、残りのお金は母親に車が欲しいと懇願し返す約束と共に購入した。


そんな俺は若干18歳で高級車アウディを乗り回した。


憧れだったアウディを乗り回していたある日のことだった。

飲酒運転は日常茶飯事だったこの頃、いつものように女の子を送った帰り道、その日ももちろん飲酒運転だった。

高速道路を降りた信号機で信号機を見誤り、見切り発車後、後ろからウィーーーーンとパトカーのサイレンの音が鳴った。


やばい。信号無視の上、飲酒運転もしているので、今捕まれば免許取り消しになるかもしれない。

そう考えた僕は警察から逃げることにした。


140キロ相当出ていたとは思うが、パトカーもずんずんと追って来る。

逃げることで必死だった僕。

いつも通っている道路でくの字に曲がっている急カーブがあることをすっかり忘れていた。


そう、忘れていた僕はカーブを曲がることができずに、すごい勢いでガードレールにぶつかった。


運が良かったのか悪かったのか、命に別状はなく、すぐ車から降りて様子を見た。

憧れのかっこいい新車のアウディが、たった3ヶ月で見たこともない無残な姿で横たわっているのを呆然と眺めていた。


すると後ろからさっきまで追いかけていた警察がきて、「大丈夫?」と声を掛けてきた。

その後、

「俺たち別に追いかけていたわけじゃないから。」

と衝撃的な一言を残し、パトカーは去って行った。


命は助かったが、またもや、運が良かったのか、悪かったのか、飲酒運転がバレることはなかった。

しかし、それと同時に、半分大人で半分子供のような若干18歳の僕は大人は汚いことを悟った。


その後事故の処理でお金はかかり、所持金は底をついた。


挙げ句の果てにずっと憧れだった新車のアウディが、たった3ヶ月で20万の紙切れになって手元に戻ってきた。


しかし、僕はこの事件だけでは懲りなかった。


今度は新車でフェアレディZを購入したがこの車は3回も災難にあった。


一つ目は、購入から2ヶ月目のことだった。

クラブでいつものように女の子と遊んで、車で送ることになり、クラブの横に車をつけていると、明らかにそっち系の怖い男の人が近づいて来て、目が合った瞬間に、ミラーをへし折られた。合計約10万円。(自費)


2つ目は、3ヶ月目立教に差し掛かったところで、目の前のトラックの荷台から途端が舞い降りて来た。綺麗にバンパーに突き刺さってくれたおかげで、バンパープラスボンネットが傷つき、合計金額18万円。

もちろん相手のトラック運転手は気付かないまま走り去って行った為、自費。


3つ目の6ヶ月目にしてついに廃車した。

彼女と友達と3人でいつものように遊んでいた。

その日は夜中2時にレンタルビデオを借りに行った帰りだった。

レンタルビデオ屋からの帰り道の2個目の信号機。

青になり車を発進させると、横から閃光がピカッと見えた。瞬時にやばい、と判断し、アクセルを思いっきり踏むが気がつけば車が6回転して、僕と彼女は無事だったが、後ろの友人は頭から血を流していた。


どうやら免許を取って間もない大学生のお兄ちゃんがまだいけると思い信号を発進させ、100キロのスピードで横からぶつかって来たらしいい。運よく友人は一週間入院して命に別状はなく、3人とも無事だった。


しかしあの時、僕がアクセルを踏む判断を見誤っていたら当たりどころが悪く、確実に3人とも死んでいた。


6回転もして車はひっくり返ったので、車はもちろん廃車。

相手の大学生はお金がないために分割で支払ってもいいかと相談され、受け入れたが、お金がなく親にも迷惑を掛けたという罪悪感からか大学生は自殺した。最終的には大学生のご両親が全て返済してくれたが、事故で全員無事だったはずの命がそうではなくなった。

二度しか対面したことはなかったが、後味はとても悪かった。


自殺を食い止めることはできなかったんだろうか、自分にもどうにかできなかったんだろうか、いろいろな考えが頭を横切るが、彼の人生であって彼が選んだ道のため、どうしようもなかったとそう言い聞かせた。


2台目の新車も約半年にして廃車した。


続きのストーリーはこちら!

第5章 バイク事故で生死の分かれ目に

著者のかわもとさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。