ウズベキスタン 投資家として飛行機なしの世界一周 その13

 ウズベキスタンはこの旅で最も期待していた国の一つだったんだけど、実際かなりいい国っぽい。首都のタシケント、特に新市街らへんは、旧時代の「ソヴィエト」じゃなく、新時代の「ロシア」にイスラムがほどよくブレンドされた感じで、すごくいい雰囲気だった。静かで平和。ちょっと歩けば分かる。やっぱ平和なところは過ごしやすい。

 ちなみに何々スタンっていうと危ないイメージがあるかもしれないが、中央アジアは基本平和な地域。特にウズベキスタンは大げさに書くことで有名な「歩き方」にさえ、日本と同程度に平和な国だと書いてある。ただ当時の経済危機で、アルマトゥ付近の治安が急激に悪化していたので、色々気をつけないといけなかった。

 ウルムチでは暴動があって死者が出たらしい。一週間差だった。危ない。。。

 しかもホンジュラスではクーデターってが起きていた。米州機構脱退とかやりすぎの感があるのである程度おさまるとは思うけど。中米を陸路で通るなら避けては通れないところ。ホント勘弁してほしいと思った。

 タシケントの次はサマルカンドに行った。サマルカンドは見所が多く、宿も良い雰囲気だった。夜でも子供たちが外で遊んでいて、平和であることがうかがえた。何より素晴らしい出会いに恵まれ、心に残る思い出の地となった。巨大でありながら、細部まで美しいイスラム建築を楽しんだ。


以下ブハラ。 観光地だけど僕がいたときはほとんど外国人がいなくて、一人で歩いてるとスターウォーズの世界に迷い込んだかと思うほどのトリップ感があった。
写真じゃほとんど分からないけど、夜ビールを飲みながら満天の星空とイスラムの巨大建築を目の前にしていると、なんかホントに他の星に来たような感じがした。宇宙が感じられた。


中世そのままのヒヴァの町。

ヒヴァは砂漠地帯にあり、日中の気温は40度を越える。乾燥しているのでそこまでキツイわけではないが、少なくとも昼間に長い時間は歩けない。熱中症にならないように水分を多量に取るのだけれど、小便があまり出ない。汗もほとんど出ない。汗になる前にそのまま水分が蒸発してしまっているらしい。日差しは本当に刺すようで、危険さえ感じる。だけど日陰はそれなりに涼しく、特に夜は快適で、一面星が散らばる夜空を見上げながら中世の町を散歩していると、「ホントに俺はどこに来てしまったんだ」という気にさせられる。


ヒヴァの次はウズベキスタンからカザフスタンに抜ける国際電車に乗るため、ヌクスという町に一泊した。

宿は中庭に面した一階の部屋に泊まっていた。

その日は夜、とても暑くて寝苦しかったため、エアコンをつけっぱなしで寝た。

リモコンとかない手動のオンボロエアコン。

音がうるさかったが我慢して眠りに着いた。。。



そしてすさまじい電気火花のバチバチィという音で突然起こされた。

目の前を見てみると、エアコンがついてる窓から火の手が上がっている。。。

オレンジ色の光が、火特有の動きで揺れながら窓に映っている。

「え!また事故!?」と思い、心臓がキュッとなる。

まだ頭が完全に起きてないなか、フル回転でどうすべきか考える。

「荷物を全部外に出すべき?」

とりあえず外に出て様子を見てみる。

自分が外に出ると同時にどこにいたのか宿のスタッフが駆けつけてきて、急いで火を消しだした。

火は案外すぐ消えた。

「ノープロブレム」

「なにが?あぶねーよ。ほんとに。。。」

よくあることなんだろうか?

昔から普通の人じゃありえないようなことが起こるってことは知ってはいたけれど。。。

マジで気をつけないと、と思った。

朝五時の、一瞬だけど寿命を縮める出来事だった。


 そしてベイナウ(カザフスタン)行きの電車の中。

 席に着くと、外国人が珍しいのか、周りの人たちが仕切りに話しかけてきた。一人のオッサンは、しきりにウォッカを勧めてきた。そのせいで、人生でもトップクラスに入るくらい酔っ払った。俺の名前はオガワだって言ってるのに最後までエガワだと呼び続けた。

「オイ、エガワ!もっとウォッカを飲め!!」


 シモネタが大好きでしまいには自分の携帯に保存してあった日本のAVを見せてきて、「日本はすげーな」と言ってくるオッサンもいた。ちなみに主演は蒼井そらだった。中国でもそうだけど、ここらへんはAVがご法度なので、日本のものをよくみるらしい。
 PODを貸したらもうちょっと聞かしてくれと言ってなかなか返してくれないオッサンもいた。返してくれたときは耳くそ付きだった。。。


電車の中はカオスだった。人通りが半端なく激しく、常に人が行きかってる。中国だってトイレ以外はあまり人は動かないっていうのに、こいつらはいったい何をしているんだと不思議に思った。




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