中米2 メキシコ 投資家として飛行機なしの世界一周 その27

ベリーズからはメキシコのチェトゥマルというところまで船で行き、そのままカンクンへ。

ところがそのチェトゥマルからのバスの中で急に体調が悪くなりだし、カンクンに着いた時はもう寒気とめまいがひどい状態で、フラフラしながら宿へ行った。

そんなわけで二泊の滞在中、ほとんど寝込んでて何もしてない。

まぁ元からリゾートには興味なかったし、それ以外何もなさそうだったから別にいんだけど。


そしてここでパソコンが壊れる。

他にも旅の最初から「なんか生え出してるな」と気になっていた親知らずが少しずつ痛み出し、愛用していたカラビナ時計が壊れ、IPODの一部が壊れ、一週間後のメキシコシティでも風邪を再発するなど、なんか物も体もガタがきているのかな、なんて感じたり。


ということで写真は
ウシュマル遺跡から。

ここが暑かったのなんのって。

夜のライトアップがツアーでしか見れないと思い込んでいたのでツアーに参加したんだけど、一緒だった老夫婦はウシュマルの観光が始まるなりすぐダウン。案内所みたいなところに戻ってしまった。

けどせっかくのツアーでも「お年寄りだったそれは仕方ない」と思えるくらいの暑さ。

ツアーは自分のペースで回れないからっていうのもあるけど、それにしてもこんなに暑さを感じたのは久しぶりだった。

(ちなみにライトアップはツアーじゃなくても遺跡が閉じた後、二時間くらい待ってれば個人でも見れるようだった。考えてみれば当たり前か。)


チチェン・イツァー遺跡。


ここに生きた人間からくりぬいた心臓を置いて、世界の終わりが延びるようにお祈りしたそうです。


ここらへんはセノテという神聖な洞窟の泉があることで有名。

ホントはすごい綺麗なセノテがあるんだけど、あえて外して違うセノテにいったら、かなりちっちゃかった。

最初ガッカリしたけど、なんか地元色が濃く、色んな人が来て飛び込んだり泳いだりのんびりしたりしてて、意外と楽しめた


カンクン、メリダにいたときはちょうど日本がゴールデンウィークで、それまでコロンビアあたりからほとんど会わなかったのに、突然多くの日本人に会うようになった。

結構仲良くなった人もいた。

メリダとにかくあっついけど、意外といいところだった。


下はサン・クリストバル・デ・ラスカサス。


マヤ系の人たちの村、サンファン・チャムラへ。

皆昔ながらの生活をしていて、基本的にあまり露骨に人の写真を撮っちゃいけないことになってます。


オアハカ



南北アメリカ大陸で一番でかい木。

何千年と生きてるらしい。

それだけ生きてればはっきりとした意識はなくとも、当然なにか精神体のようなものをもってると思う。



メキシコシティ

つくなり体調崩して丸三日間寝込んだ。


マヤ、アステカの遺産はさすがにすごい。


マヤ・アステカ系の遺産はさすがにすごいのが多い。
昔はこんなだったらしい。ほとんど異星


メキシコシティは下の写真の上部の絵のように、湖に浮かぶ島だったらしいですが、スペイン人が遺跡のほとんどをぶっ壊した挙句、湖も埋め立てちゃったそうです。


メキシコ・シティでは他にルチャ・リブレを見に行った。(写真禁止)

正直プロレスには興味もてそうにないと思っていたけど、とりあえず試しに見に行ったら、やっぱ実際そんなじゃなかった。

もちろんこれは個人の趣向の問題だろうけど。

でも好きな人にとってメキシコ・シティでのルチャ・リブレ鑑賞は、結構楽しめると思います。


後、町を歩いていたら知らずにゲイが集まる場所、東京で言ったら新宿二丁目みたいなところに入ってしまって、すごいのを見てしまった。

白昼から男同士がそこかしこで抱き合って、ベロベロにキスしてる。

しかも美男子同士もいたけど、なかには太鼓腹のおっさんカップルもいて、まさに「目にくるショックダウン」だった。

メキシコはゲイが珍しくなくて、普通に手つないで町歩いてるのをよく見るけど、やっぱおっさん同士がトロンとした目で顔をなであったりしてるのを見ると、結構キツイ。

地下鉄なんて現代的なものは久しぶり。


下はティオティワカン遺跡の太陽のピラミッド。

デカさが半端じゃない。

何故か宇宙を感じる。


これも中南米では多く見かける光景。

信号待ちの車の前でパフォーマンスをしてチップをもらう人。

何故か今まで撮ったことなかったけど、今回は事前に了解を得て撮らせてもらう。

もちろん多めにチップをあげました。


パフォーマンスが終わるとチップを回収に。

この親子は毎日朝から晩までこれをやってた。


窓拭きもたくさんいるが、大体子供か若者。

日本に住んでいる以上、こじきだって豊かなほうだと思う。



この世界は生きる意志のある奴だけが、生きる資格があると最近思う。

足を失って体をひきずって歩いている犬や、死にかけて目にウジがわいている子猫や、貧しくとも必死に生きようとしている人たちを見て感じたことは、この旅で得たもっとも大事なことの一つ。


グアナファト



童話世界。


中南米(ボリビア除く)はバスの設備がいいことが多いけど、メキシコも綺麗です。

映画が上映されてるのがうれしいね。

でも結構変なのが上映してることが多い。

自分の趣味じゃ絶対選ばなかっただろう映画もあったから、まぁある意味貴重な経験にはなるんだけど。

名作に出会うこともありました。


次のグアダラハラというところは、町自体にはこれといって特別なものはない。

お目当てはテキーラ村。

名前のとおりテキーラ発祥の地で、一応世界遺産らしいです。

下はテキーラの原料になるアガベという植物の畑。


工場見学はツアーが基本なんですが、、、

試飲会もある。

塩をなめ、テキーラをぐいっと飲み干し、オレンジかレモンを食べます。


テキーラも寝かしたほうがおいしくなるらしい。

なんか忘れちゃったけど、三年から五年、もしくは五年から七年かな?、くらい寝かしたやつが最上級だそうです。

それ以上寝かすとだめになるんだって。

左の白いやつから順に、緑、青、赤と寝かした年月が長い。

確かに赤が甘みがあっておいしかった。


ちなみに僕はその直前にも蒸留過程のアルコール度70%のやつを飲んでいた上に、全ての色のテキーラを二杯ずつ試飲して、気づいたときには顔真っ赤でフラフラしてて、醜態さらしてました。

しかも何故か滅茶苦茶眠くなって、もはや工場見学どころじゃなくなっていた。


中南米。

12月にブラジルに入って以来、約半年いた。

イグアスの滝、サンティアゴの新年、ウユニ、ラパス、クスコ、カリブ海のヨット、コスタリカ、ベリーズももうはるか昔。

恐ろしく濃いはずなのに、いつの間にか時が過ぎていく。

このままじゃ、あっという間に死んでるなw

全力で生きないと。


スペイン語は「旅行会話」の域をでないけど、まぁ旅に必要なことと、簡単な日常会話くらいならできるようになった。

英語に全然慣れてないので、最後には外国人用に英語で話しかけられても、スペイン語で返すくらいだった。

スペイン語はローマ字読みなので聞き取りがしやすく、詳細は分からなくても単語単語が分かれば大体言ってることが理解できる。

中国語とロシア語とスペイン語と英語が、「ほーんのちょっと」だけしゃべれるという中途半端な人間になっちゃいました。

「しゃべれる」なんてレベルじゃないっぽいけど。

でもロシア語はかなり忘れたな。

てか今カナダなんだけど、スペイン語も結構忘れてきちゃってるかも。

使わなくなると忘れるのが早い。

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