ネット婚活マジック②血筋は身上書だった。

次話: ネット婚活マジック③家族歴・父が私に向けた包丁
家族について、語る。
それをしたことがない私は、ふと思った。
家族のことを語るのは、自分の身上書を見せることと同じなのではないかと。
そうだと思った私は、登録早々に婚活をやめようかと迷うこととなり。
自分の家族関係を書く身上書から、逃げ出したくなった。
けれど、一度は家族のことを語ってみるのもいいかもしれないと思え。
語る相手が現れるかも分からないのに、トットットッ……、と心臓が鳴った。
家族なんて、いなければいいと思った歳月がある。
どうしてこんな家に生まれたのだろうと、泣いた日々。
それが、私が生まれてこなければよかったのだと感じるようになり。
自分に挫折し、家族に挫折し、命を捨てようとして失敗をした。
虐待、犠牲、死の強要、迫害、それらから続く今の私が両下肢廃用という重度の身体障害を持つようになったこと。
何を、どこまで話せばよいのかが分からない。
誰に語るのか分からないまま、トットットッ……。
不安ではない動悸が、始まった。
不安ではないけど、なんだか怖いと思えているよ。

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ネット婚活マジック③家族歴・父が私に向けた包丁

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