ネット婚活マジック⑧身体障害者になる

私は、先天性の軟骨形成発育異常がある。

体の中の軟骨を必要とするところに軟骨が無く、有ってはいけないところに有る。

一番の影響を受けるのが、関節になる。

一見して、分からない。

関節の他に軟骨が有るのは、鼻そして私の鼻は軟骨でびっしりと塞がっていた。

15歳のときにその貫通手術を受けて鼻で呼吸ができるようになると同時に音がしっかりと聴こえるようになった。

それまでの私は、耳がしっかりと聴こえていなかたので口の形や表情、空気を伝わる振動で音を聴き分けていた。

鼻が通ると、話しながら食べながら呼吸ができることはかなり便利だと思った。                                何より歌が歌えるようになったことは、大きな喜びだった。

言語リハビリも、ありはしたものの。

急に聴こえるようになった声は一際興味深く、耳コピばかりをしていたのだろう。

話すとなると今には、いろんな人の声が出る。

だからなのか、自分の地声が分からない。

文章で書くことでものを伝えることはまだしも、話すとなるとグダグダでなし崩しにおかしな感じがする。

話している自分の話し方や声は、小さな子どものようなのだ。

営業用として、話している声があるけれど。

表現性が、伝える声に乗って後押ししてくるので芝居をする人なのかと尋ねられるときがある。

それは、違う。

小さなときから、周りの人よりも体で伝えなければならなかったから。

その勢いが、声に入り込むだけのことで。

近年、                               それまでの、サポーターが膝装具に替わり。

一本の杖が、二本の松葉杖になり。

車椅子を押して歩くことから、乗るようになり。
手でホイールを回すと肩が外れるため足で漕ぐようになり。
それは、電動車椅子と間違われるほどに速く。

そうして足の筋肉が鍛えられ、今は車椅子を押して歩くようになっている。

それでも、弱いものは弱く、もろい部分はもろい。

それだけではない。

軟骨は、内耳にあるので平衡感覚が揺らいでいつも船に乗っているようであり。
声帯を押さえるとこりにもあるから、疲れると声が不安定になって嗄れて、出なくなってゆく。

いろいろにあり、いろいろにある。

このような私が婚活ですか、と思うときもある。

それでも、私はこの人と生きてゆきたいと感じる人と出会えたら最高だと思っている。
だって、そのために始めたことなのだから。
そう感じられる人と、まだ出会っていないのだから。

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