世界で1番好きな人はどの時代も暫定説。
こんな最強にメンヘラな曲を自分に当てはめて泣いてる私をしっかり忘れているんだろう。
君の今の彼女は東京03のコントでしっかり笑ってくれると思うけど、夜中のピザには付き合えなんだろうな。
「痩せた?」『あぁ、減量中』
ビンゴ。なんだよそれ。どんな仕打ちだよ。脳裏に刻まれすぎてその破片で新しい脳みそ使ってやろうかと思うほど、君のシルエットまで記憶していた。
きっしょいな。きっとアンタはあたしの指輪のサイズも忘れて、とか思ってること自体
すんごいきしょい。どうにかなれよ。だからさ。引きずれば削れてなくなるって計算のうちってback numberの清水さんも歌ってたのに。
引きずれど、引きずれど。
思い出は美しい。
最高にエモい夜、未だ君を大切に思い返せる私と寂しさ故にどうでもいい男に会いたいねと言えてしまう私の弱さに乾杯したいから酒もってこい。
ここまで落ちてしまうと
英語を喋る大好きな彼のxxxにさえ反応できない。
「もうやだよ 君は疲れて
僕も疲れて」
「もうやだよ
君を憎んでしまいそうだよ」
「どうしようもないこともあるって
ねえ、言ってよ」
寒い夜に去っていた恋人と
寒い夜に他人として。
今夜の月は明るくてまあるい
最後の夜を あぁ 思い出すなぁ。
この日々はやがて昔話になるけど決して嘘なんかにはならないよ僕ら嘘なんかにはならないよね?
離れてからも確認なんかしないと気が済まない私を君はもっと嫌うかな。
多分だけど、すれ違ってたった何言か交わしただけであんなにエモーショナルなのは気温のせい。これだから冬は嫌いだ。誰かさんと一緒にいた数年前までの冬は大好きでたまらなかったのになあ。
大切な思い出や 私が吐いた愛のセリフもうわたし達は離れてしまったから 、もうそれはもはや呪いみたいなもんで
呪われ続けているのは私自身。
思い出が美しく見えてしまう呪い。学生時代でさえ美化委員じゃなかったのに。
きっとこんな世紀の大恋愛みたいな気持ちを抱えながら生きている日々はいつか終わる。こうやって文字に綴った気持ち痛みもいつかは無くなってしまうんだもん。寂しいけど。
「世界で1番好きな人」はいつの時代も暫定だ。
人生を変えた既婚者の先生でもなければ、暫定一位の元カレでも、英語を喋る遠い海を越えた王子様でもない。
いつの日がまた、新しい暫定一位と「あぁ、これが私達の全ての始まりだ。」と思い込んでしまう会話を交わすのだろう。
著者のRiz Gilliesさんに人生相談を申込む
著者のRiz Gilliesさんにメッセージを送る
著者の方だけが読めます