『価値観』

前話: 笹パンダしゃちょう

とても小さい頃

周りの先生に言われる。

「優しすぎる子」

かけっこで女の子が手を繋いで横一列で走る。

その後ろをゆっくりと走る僕。

ぶっちぎって走り抜けたり、横から追い越す男の子。

僕はそんなことをしなかった。

だから 、、、


ハク君は「優しすぎる子」って、、

この大人たちは何を言っているんだろ?

理解できない。

実際の僕は優しくなんてない。

この時の僕は、

「勝ち負けなんてどーでもよかった。」

前に走る女の子が楽しそうに笑っている。

カッコ良く言えば

「それだけでよかった。」

今思えば、、

他人同士のかけっこなんてどーでもよかった。

 

この世界は、ほおっておくと、自分とは違う価値観が形成されていく

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