親友になりたい訳じゃない❗

編入した大学で年下の学年の彼と付き合い破局。そして、四年生になった。

私のいた学科は四年生までにほぼ卒業に必要な単位は取るのがデフォルトだった。編入した私は単位が足りず、四年生になっても、三年生に混じって講義に出ていた。
各ゼミから代表が集まり、卒業冊子を作ることになった。私のゼミは二人。さらに、社会科のため、法律、経済、政治のカテゴリーのゼミから代表が決められた。私は経済の代表、あと、法律はS君、政治はDさんに。ちなみに私の同じゼミのやつは卒業したら英国に留学するからとバイトに勤しんでいたため欠席。なぜかS君が「きちんと参加させろよ」と私に言う。ゼミとして二人だしたが、私だけで大丈夫だからとS君を逆に私は黙らせた。春から夏にかけて、たまに集まり、各ゼミに働きかけ、寄稿してもらう。そのため、編集もした。
担当教官に「いま、ゼミ生がいなくても、ゼミとしてあるところがいくつか漏れてる」と言われ、あわてて、そのゼミを回ることもした。
そんなこんなで、大学を卒業することになった。個人的にS君と仲良くなった私は、彼が九州の会社に4月から行くときいて「遊びに行くよ」と約束した。
彼は4月までに自動車学校に通い免許を取得した。三重県から彼は4月からいなくなるので、当時出来たばかりの「志摩スペイン村にいこう」となり、私は岐阜から友人を誘い三人で遊んだ。その間の運転はわたしだった。
4月になり、私とS君は文通友達に。長期休暇には私が九州に遊びに行く。または彼が三重に帰省するときに落ち合う。そんな付き合いを二年した。
あるとき、S君に「俺は親友と彼女は違うから」ときっぱり言われた。私は「ふうん」と流した。彼に私は「親友」と言われていた。私は恋心をもて余したまま!彼と遊んだ。
しかし、やがて、それぞれの生活が中心に。彼は同僚たちと車で福岡に遊びにいったり、女子たちと合コンしたりしていた。私も会社の同僚と女の友人のコンパを開いたりしていた。互いに話すし、理解しやすいから、親友になっていく。でも。
私は恋心をもて余したまま。彼は親友と私を位置付けたまま。どうする、どうしよう、どうしたい。
私は電話で告白しふられた。「親友と」言われたので「もう親友やめる」と連絡をしなくなった。
卒業して三年がたつ、春の日。彼から連絡が来た。会社をやめて三重に帰ってきた。公務員になるつもりだ、と。私は「なら、春から半年、名古屋の専門学校通ったら?」アドバイスが効いたかわからないが、しばらくして、彼から「いま、名古屋に通っている」と。
「じゃあ、うちにおいでよ、名古屋からすぐだよ」久しぶりに彼と二人きりで自宅で会うことに。
話をしてやはり親友にはもどれないなと実感。彼は生まれた土地を離れ寂しかったから私を受け入れたのだろう。三重にもどって、かつての「親友」の私と再会しても彼には地元に親友や友人はいるわけで。
しばらく電話で会話する友達をしていたが、あるとき、些細なことで、口喧嘩をしてしまい、二度と会うことは無くなった。
彼は名古屋に引っ越し、国家公務員として働きだ彼女がてきていた。私は会社の同僚と付き合いだした。それぞれの生活があり、もはや、間を埋めるものは無くなっていた。
私は「親友になりたい訳じゃない」と彼に言い、彼は「最初に、親友か彼女かの選択であなたは親友になったから、無理」と言い、互いに平行線だったあの時。互いに一緒にいて居心地がよく、彼は「恋愛ごっこは楽しかった」と言っていたあの時。私も「親友」として恋心を圧し殺していたあの時。
ピュアすぎる…25過ぎての純愛は、互いにどうすることもなく、燃えることのない…どう例えて良いかわからないけど、私には大切な思い出だ。

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