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僕のアスペとの付き合い方。(2)

Image by Olia Gozha

僕は、自分を保つという行為は、自分という電車がレールから脱線しないようにすることだとイメージしています。例えば、「感情」と付き合って精神状態を保つことであったり、「暗黙の了解」を駆使して人との関係を丁寧に築くことであったり、自分なりの方法で「自分らしい自分」というのを保つことであったりがそれにあたります。

 らくがき帳を書くことで、例えば「自分の抱く感情」を把握できるようになり、ある感情を抱いてしまう危険地帯や、いざというときにその感情と付き合う方法を知ること、また周りへ確認や説明をし理解を求めることもできるようになります。

 自分で自分を把握することで、自分を客観視でき、「こうすればいいのかな」といったアイデアが、より的確に浮かぶようになります。

 らくがき帳は、感情を把握する方法としても機能するし、感情との付き合い方を考えるものとしても機能するし、感情を吐き出すツールとしても機能します。

 らくがき帳を書き続けて、僕は2つの武器を得ました。1つが、すぐに答えられなさそうなときはパスして返事をしないという習慣です。僕は、相手への返事はその場で即答せねばならないと思っていましたが、そんなことは全然ありませんでした。その場でパスして、あとから自分の納得できる返事を返す、という選択肢ももちろんあります。もう1つが、家ではオフ、外ではオンに切り替えるという事です。家は、人間の車庫だと思っています。家ではそんなに気張らなくてもいいんですね。

 僕はどちらかというと良く考えずにしゃべってしまい、その事であとからストレスを感じていました。ならば、混乱しないような、自分なりの方法で周りの人と付き合っていけばいいと感じました。無理なキャラにはならなくていいのかなと。

 とはいえ僕はまだまだ宙ぶらりんの状態なので、あくまで一意見としてのみ参考にしていただければと思い、記事にしました。まあ暇つぶしですね。

 人間関係はこれからも大切にします。僕にはカウンセラーもついてるので、いつでも「作戦会議」ができます。またアスペルガーの方の強力な知り合いもいます。

※フリースクール・個別指導「のぶしのてらこや」

         https://www.nobushinoterakoya.org/

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