リハビリ中の父へ、思わず呟いた言葉! <<前編>>

80歳を超える父は、

一昨年末に大腿骨を骨折し、

現在、リハビリをしている。


昨日は、大阪出張だった為、その前に、
京都の実家に寄ろうと思い、電話すると、
母は、孫(私の妹の娘)の十三参りでいない為、

父が玄関を開けるのは大変だから、
鍵は開けておくと云われた。


そして、思った。
一日も早く、歩ける様になることを願って、
こう云おうと。


「もっとリハビリ、しっかり頑張りや!」



しかしながら、家に着くと、本当に驚いた。
父が玄関を開け外で待っていたのだ。


新幹線の予定を変えようと考えていた為、
何時に家に着くのかさえ伝えて居なかったのに、

それなのに、父は玄関を開け外で立って待っていた。

「なんでこの時間に帰って来るって分かったん?」

思わず、父に尋ねると、こう答えた。

「これ位の時間かなと思ったから」

父はそう答えたが、父の性格を考えると、
一体、どれ位、待ったのだろうかと思う。



「早く家に上がり!」

父にそう云われたが、父の足元が心配だったので、

「ゆっくりで良いから、先に上がり」


と云いながら見護っていると、
父は腕を振るわせ、自分の体重を支えながら、
玄関の階段を自力で上がり、家に入った。



手術直後は身体を起こすことも、
寝返りもできず、そして、そもそも、

高齢で大腿骨を骨折すると、
寝たきりになる人も少なくない中、

そんな一生懸命な父の姿を観て、

思わず私は口走った。

「そんなに歩ける様になったんか。
 凄いな、リハビリ、頑張ってるやん!」


父は、少し嬉しそうだった。


降りる時は、どんなに大変だったか?!
一生懸命に階段を上がる姿を観ながら、



人の痛みがあまり分からない私でも、

さすがに容易に想像がついた。


「もっとリハビリ、しっかり頑張りや!」


云うつもりだった言葉なんて、
とても掛けられなかった



父が玄関先で待っていたこと、
それだけでも、十分ビックリだったのだが、


その後、更に驚くことがあったのです☆


~~~ 後編へ、つづく ~~~

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