貧乏野郎と衝撃的な車の出会いと別れ

私は30代の男で仕事をしているが給料が安月給なので、お金がない。

東京に住んでいると殆どが家賃と食費に持っていかれてしまうので貯金が溜まらないのだ。

そんな私にも最近、欲しいものがある。

それが自動車だ。

元々、車にはまったく興味がなかった。

冴えない人生を変えたい

それでも、冴えない毎日を送っていると何かを大きく変えなければいけないのではないかという気持ちになってくる。
そうしないと冴えない毎日が永遠に続いてしまうような気がしてしまうのだ。
そこで浮かんだのが車だった。
車は高い買い物だが、手に入れられれば好きな場所に行けるし、自分だけの時間が持てる。
仕事でストレスを抱える自分にとって気分転換になると思ったし、大きな買い物をすることで人生が変わるような気がした。
お金がないので中古でもよいのだが、できれば新車がいいなと思った。
ただ、自分の貯金を考えた場合は高い車は買えない。おそらく軽自動車でもギリギリというところだろう。高くても200万円以内に収まるのが望ましい。
端から見れば、貧乏という感じかもしれないが、今は本当に安くなければ車は買えない。

軽自動車を探すも挫折

ただ、軽自動車はインターネットを見ると、女性はともかく男性が乗ることに対して批判的なコメントも多く、気遅れしてしまう。

中には彼氏が軽自動車に乗っていたら冷めるというような声も出ていた。
自分は軽自動車でもよかったのだが、周りにあれこれ言われるのは少し嫌だった。

軽自動車を買う予算しかないが、周りにとやかく言われることのないカッコいい車に乗りたい。

そんな時に出会ったのが、新型ジムニー( https://cardays.net/%e8%87%aa%e5%8b%95%e8%bb%8a/jimny )だった。


衝撃的な車、ジムニーとの出会い


新型ジムニーとの出会いはまさに衝撃的で、どうやらそれは日本中の車好きの男性も同じように感じていたようだった。発売当初は、とにかくその話題で溢れていた。
その人気、評価のされ具合はすさまじいものが感じられる。

新型ジムニーは軽自動車でありながら、その見た目は世界有数といっても良いくらいカッコいいデザインで、私も初めて見た瞬間から虜に。

価格も一番安いグレードで145万円からあり、カッコ良くて安い車を求めていた私にとって、これ以上ない理想的な車だった。

中にはベンツと価値は変わらないという声も出ていて、軽自動車でそのような車が登場したことはにわかに信じられなかった。

世の中に甘い話はない

ただ、世の中には美味しい話というものはなく、それはスズキの新型ジムニーもしかり。

新型ジムニーの販売店に足を運ぶと、まさかの納期が1年~1年半以上待ち。あまりに人気が出過ぎて、納車が遅れているとのことだった。

これだけ納期が遅いのは、異例のことらしい。
いわゆるジムニストと呼ばれるコアなファンは、長い納期であっても待つとのことだったが、自分のような人間が車を購入するのに1年待つのはさすがにきつい。

貧乏な私がやっと車を買おうとしたのに、何をやっても上手くいかない。まさに自分の人生のようで、最後は辛い気持になった。

ただ、一瞬でも自分に夢と希望を与えてくれた車には感謝したいと思う。

そんなことを考えながら新型ジムニーの購入を見送ることにしたが、ジムニーの衝撃を受けてしまった私はもはや普通の車では満足できないだろう。

日本車は進化を続けていると言われているので、必ず同じようにカッコ良くてリーズナブルな車は出てくると思う。

今は、またその時が来るのを今は待っていたいと思う。



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