真面目な人たち

前話: 失恋と歌
真面目な人たちがいた。夢を追いかけ、諦めない。そのために努力を惜しまない。傍から見れば、好ましいこと間違いない。
そんな姿勢に、自分は心底憧れる。自分はといえば、失敗したときのリスクや努力が水の泡と化した際の絶望であるとか、そういったものが頭をもたげてしまうからである。今も自分から逃げ続けている。
ごく稀にそこにツッコミを入れてくれる人がいる。そのような人を周りは優しいと言う。それはそのとおりだと思うのだが、如何せん彼らの言うことを飲み込むことが出来ない。何故だろうか?
私には未だにわからない。彼らの言うことは正しいのかもしれない。けれどなんと言えばいいだろうか?眩しすぎるとでも言うべきか?
彼らがやっていることは正しいのかもしれない。けれども、自分がそれを出来るかといえば別問題である。自分は自分のことで余裕がない。他人のことを鑑みることなど出来ないのだ。甘ったれなのかもしれない。しかし、このことを自助努力で片付けられたくはない。皆が健やかに生きれる社会になってほしいものだ。

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