新卒7か月で会社辞めても、複数の会社オーナーになれた話④【初仕事編】

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「また相談させてください。」

「わかった。じゃあまた連絡ちょうだい。」


「はい、有難うございます!」


佐々岡さんと店を出ると周りは会社帰りで家路を急ぐ人や酔っぱらった人、
カップルやキャッチの人などでごったがえしていた。

佐々岡さんはタクシーで家まで帰るというので、僕は手を上げてタクシーを止めた。



「ありがとな。じゃ楽しみにしてるわ。」

と言って、タクシーで去っていき、僕は見えなくなるまで見送った。


次の日、僕は早速上司に、


「今日の午後、ちょっとお時間よろしいでしょうか?」
と切り出した。



「あ、いいよ。適当にスケジュールに入れておいて。」


飯田さんはパソコンから目を離さずに言った。
僕は14時~15時でミーティングルームを押さえた。
・・・

「え、やめるの?急にどうしたの?」


「あ、いや、その、自分のやりたいことがわかってきまして。それで会社を辞めたいんです。」


「転職活動は?」


「いやしてないです。辞めてから考えます。」


「ちょっと考え直した方がいいんじゃない?まだ半年でしょ?」


「はい、でももう決めたんです。」


しばらくこんな感じのやり取りが続いたと思う。



飯田さんもこいつの考えは変わらないと判断したのか、
人事部長を呼んでくるからちょっと待ってて、
と言ってミーティングルームを出ていった。


すぐに人事部長が来た。

人事部長が、
「宇田川さん、飯田君から聞きました。
辞めたいんだって?思いは変わらないんですか?」
と驚いた表情で聞いてきた。

「はい、自分の中で色々考えて決めたことなので」

人事部長が
「とりあえず社長に相談しに行こう」

僕は人事部長と一緒に社長室に入った。


入ると社長が、
「なんでやめようと思ったんですか?」
と冷静に質問をしてきた。



「特にこの会社に不満があるわけではないんです。
でも自分がこれからやりたいことを考えると辞めさせていただきたいと思っていまして。」

「宇田川君はこれから何をしたいんですか?」


「いや、これからゆっくり考えようと思っています。でもやめさせてほしいです。」

とどぎまぎしながら伝えた。



すると社長は感情的になったのか、
「そうですか、でも今辞めても宇田川さんは特にスキルもないですし、
目立った成果も残していないですし、転職したとしてもうまくいかないと思いますよ。」

と半ばケンカ口調で言ってきた。

もう、本当におっしゃる通りだと思った。

すると社長は続けて、
「宇田川さん、人生負け組になりますよ。転職もうまくいきませんよ。」

結局、やめると社長に伝えてから2週間後に僕は会社を辞めた。
今思えば本当に自分が未熟だったと思って反省をしています。。。
色々と考えて自分を採用をしてくれた会社。いろんな方に本当にお世話になりました。業務的にも人間的にも。
それを特に恩返しせずに未熟な判断で辞めると言ってしまった。

辞めると言ってしまってから、正直、数週間後悔した。
「なんであんなこと言ってしまったんだろう」
「何も身についていない」
「何も会社に貢献できていない」


しかし、もう後戻りはできなくなってしまった。
社会人1年目の冬、僕は自分でやっていくことを決めた。

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