新卒7か月で会社辞めても、複数の会社オーナーになれた話④【初仕事編】

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独立をしたと言っても会社を辞めただけなので無職になったというほうが正しい。笑


朝、満員電車に乗って会社に行かなくていいと思うと、
開放感と同時に罪の意識を感じた。


会社に行かなければならないという
いわば強迫観念のようなものを今まで僕は持っていたことに気づいた。


人って面白いものだと我ながら思った。
一度ある環境になれてしまうとそれが自分の中の当たり前になり、
そこからずれたことをしようとすると違和感や罪悪感を覚え、
慣れ親しんだ環境に戻ろうするものだ。



会社に行かないので、やることもない。
佐々岡さんに連絡することを思い出し、
早速佐々岡さんに連絡し、会社を辞めた旨を伝え来週会う約束をした。


それにしてもまだ朝の10時だ。
何もやることがないというのは、
ある意味不安でもあるんだなと初めて思った。



人はもしかしたら管理されている方が楽なのかもしれない。
でも、それはある意味自分の人生を誰かに預けてしまっているようなものだ。

自分の人生のハンドルを誰かに渡している感じだ。
会社を辞めてみるとある意味新鮮な感覚が次々に出てくるからそれはそれで面白いと思った。




佐々岡さんと会う約束の日。
僕は久しぶりに満員電車に乗り、佐々岡さんのオフィスがある浜松町に行った。
たった3,4日載っていないだけなのに妙に満員電車が疲れる。


今まで3年間ほとんど毎日乗っていた満員電車がこんなにストレスだとは思わなかった。

オフィスの前に着き呼び鈴を鳴らすと、笑顔で佐々岡さんが迎えてくれた。


「おーおはよう!会社辞めれた?」


「はい、辞めることができました」


「おーそうか、それはよかった」


佐々岡さんは僕にお茶を出してくれながらうなづいた。しばらく雑談をした後佐々岡さんが僕に切り出した。

「今のところ仕事のあてはあるの?」

僕は恥ずかしそうに答えた。



「いえ、まだ何をするかも決まっていないこともあってまだ何も考えてません」
「そうなんだ。じゃあまずはうちの仕事手伝うってのはどう?
一応宇田川も独立したということで、対等につきあっていければと思っている。
とはいえ、オレも敬遠したからわかるけど
独立したからと言って急に仕事があるわけではない。
だから、まずはいったんうちの仕事をやってみたらどう?」



特にやりたいこともわからなければ、
何がやれるかもわからない、
言葉通り右も左もわからない状態の僕にとってはありがたいオファーだった。


「はい、何もスキルないですがやらせて頂きたいです。」

「よっしゃ。じゃあ宇田川にはこれを売ってほしいんだ」

と佐々岡さんはパソコンの画面を僕に向けて説明し始めた。

「うちの会社が販売代理店となって売っている商品があって、
それがスマートフォンのサイト制作だ。
うちの会社がスマートフォンサイトを作るわけではなくて、
うちらが制作会社の営業を代行しているってこと。意味わかる?」


「はい、わかります。
もし受注したら佐々岡さんの会社がスマートフォンのサイトを作るのではなく、
その制作会社が作って納品するから、
あくまで営業だけすればいいってことですよね?」


「その通り。じゃあ早速やってみる?
電話はあそこにあるからテレアポして訪問して受注を取るんだ。」


「あ、はいわかりました。」

とりかかろうと思ったのだが、そういえばどうやって仕事をすればいいかがわからなかったことに気づいた。。。

「あの、どうすればいいのかわからないのですが・・・」

「あれ、宇田川君は正社員としてこの会社に雇われたんじゃないよね?あくまで対等な立場で関わると決めたよね?」

「それはそうなんですが」

「まずはやってみないと営業はわからないよ」

おっしゃる通りではある。
もう一端の個人事業主として仕事をするのだから、教えられないとできないマインドは捨てたほうがいい。

そしてここでつまづいたらそれこそ独立失敗というシールを
自ら1枚貼ることになる気がして、何とかパソコンの前に腰を下ろした。

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