「利他の心を経営に活かす」

『物事を判断する場合、人間として何が正しいかに基づいて決め、曲げてはならない』


NBオンライン、「稲盛和夫はなぜこれほど世の関心を集めるのか」に紹介されていた稲盛さんの言葉。



さらに発展して『世のため人のために役立つことが人間にとって最高の行為である』という「無私」の人生哲学となり、「利他の心」の重要性を繰り返し説く稲盛人生学。

”今も「私はどこにでもいる普通のおっちゃんですわ」と、てらわない。中小企業経営者に信奉者が多いのは、大御所であるにもかかわらず、身近に感じさせる人柄にひかれるからだろう。零細企業からのたうちながらスーパースターに上り詰めた道のりは苦闘の物語でもある。日々苦労している経営者はそこに自分と共通するもの見て共感するのかもしれない。” 

 稲盛さんが実地の経営者に必要な経営を教える場所として設立した「盛和塾」。全国に62塾、7千名近い経営者の方たちが人としての生き方「人生哲学」や、経営者としての考え方「経営哲学」を学んでいます。 経営者として向上したいと思い集まってきた方たちに、稲盛さんは経営者の人間性を磨く中で一番大事なものは、「思いやり」であると説いています。
 『そういうものがベースになかったら、自分だけが儲けようという考え方になってしまう。思いやりは、企業が利益を追求することと逆のように見えるけれども、そうではない。お客さんを大事に従業員を大事に、みんなを良くしてあげることが一番。』 
 そして経営者にとって、「部下と心を通わせること」がいかに重要であるかも、自身の過去の経験から言われています。 『大事なのは、苦労は人格を高めるということです。苦労のない人間は魅力もありませんし、従業員もついてきません。「私はこういうことをしてきました」と苦労をしゃべると、それなりに様になって、従業員も「ほう、そうか」と感じる。「最近のうちの社長は、ぐっと品格が備わってきた」と思う人も出てくる。』 
 盛和塾は、「利他」という言葉や考えを持つ人が多く、みんな相手のことを思いやるものから、空気が和やかでいいといいます。 

『私が、講演をしてくれと頼まれてもあまり行かないのは、利他という話を言ったところで、聞いているのが「オレが、オレが」という人が多いので雰囲気が悪いから。 中には賛同してくれる人はいるかもしれませんが、ほとんどは「格好いいことを言ってるけれども偽善じゃないの」と蔑んでいるような人たちです。アトモスフィア(空気)が汚れているんですよ。表情も違いますし。盛和塾にはそういうものがないから、みんな楽しいのですよ。だから忙しい時間を割いてでも来るわけです。』 
 空気が和やかでいい、という言葉を聞いて思い出しました。昨年の10月、照隅会「こころの生態系づくり」にゲスト出演していただいた高野登さんが、『この勉強会の場は空気がとても澄んでいますね』。今年1月に会場へ来ていただいた際も、一言をお願いするとやはり同様のことをおっしゃっていました。 
下座に徹することを常にされている作家の神渡良平先生をありがたくも講師になっていただき、そのご縁で毎回素敵なゲストをお迎えしていること、人間学のお話を楽しみに聴きに来られる利他の心をお持ちの参加者の皆さま。 その調和があってこその空気の澄み具合、和やかさであることと深い感謝の念を覚えました。 

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照隅会『こころの生態系づくり』第13回 【一期一会のおもてなしに心をこめる】 
 <開催概要(予定)>  
【講師】神渡良平さん(作家、日本文藝家協会会員) 
【ゲスト】佐藤洋詩恵さん(やまがた女将会々長、日本の宿古窯 専務取締役) http://www.koyoga.com/
【日時】2013年7月7日(日) 14時~16時半 
【会場】安岡正篤 銀座サロン  
 ★詳細の内容は下記をご覧ください。  http://kokucheese.com/event/index/97140/

「日本の宿古窯」が何ゆえ、訪れたお客様を感動させ高い評価を頂いているのか、
プロが選ぶ旅館100選で28年間もTOP10入りしているのか・・?  
「お客様に喜んで頂くのはやるべき当然のことであり、そこから一歩進めてお客様の期待を
超えるサービスを実現するには何をなすべきかを常に模索し実践している」と
草野仁さんから高く評価されている、「古窯」の佐藤洋詩恵さん。 
その佐藤さんから【一期一会のおもてなしに心をこめる】の題でお話を聴ける、
とても貴重な機会です。ぜひお越しください。

 

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