日雇い労働者を卒業して、新しい人生に向かう準備中です。(1/3)

次話: 日雇い労働者を卒業して、新しい人生に向かう準備中です。(2/3)
皆さん、こんにちは。この記事を開いて頂き、ありがとうございます。

2年前に「働き始めて半年経ち、そろそろ日雇い労働者と名乗っても良いような気がします。」という記事を書きました。「日雇い労働者」という生き方に憧れた私が、実際にその生活を始めた話でした。どんな仕事をやっても続かなかった私が、この2019年9月で2年半も!倉庫内仕分け作業を続けてしまいました。今月で卒業します!だから久しぶりに投稿します。
(↑倉庫や工場ばかりのエリアですと、大阪市内とはいえ道が広々しています↑)

また、前回の記事を読んでいないかたのために詳しくご説明します。
★★★私は派遣会社に登録したアルバイトでした。アルバイトとして、倉庫に派遣されていました。毎日、ものを数えたり、台車に積んだりしていました(歩数計によれば1日10㎞以上歩いている)。お給料は週に2回、取りに行けました。求人サイトでは、「日払い」「単発」などというキーワードで検索されます。皆さん高校生の時とか、仕事の変わり目の空いた期間に1日だけとかで働いたことがあるかもしれませんね。それを2年半続けたということです。★★★
それでは続きに戻ります。

今回は質疑応答形式でお話しします。

質問は3つです(うち2つはSTORYS社長の清瀬さんが大阪を訪ねてくださったときに頂きました!ありがとうございます)

1.どうして辞めることにしたのですか?

2.日雇い労働者って、収入が良くないのでは?安定しないだろうし、メンタルやられそうですね。

3.日雇い労働者は会社員じゃないため、周囲の人から心無い目で見られるのではないですか?

(↑日々繰り返される用具の積み重ねの合理性が美しい、近所の倉庫↑)

1.どうして辞めることにしたのですか?

私は10代の頃から一度は海外に住んでみたいという夢があります。

叶わないかもな・・・それはそれで人生だな・・・と思っていたのですが、ワーキングホリデー(1年間、外国で働いたり自由に暮らしたりできる制度)を利用して海外生活を経験した人々の話を聞きました。私がお会いした2人ともが、1人暮らしを引き払って実家に荷物を置き、住み込みのアルバイトでお金を作っていました。だから私もいつかは、住み込みのアルバイトでお金を作ろうと思っていたのです。今までは賃貸で1人暮らしをしながら倉庫まで電車通勤しておりましたが、維持費がとてもかかるので、全くもって貯金ができませんでした。また前回の記事を投稿した頃は、私はもはや外国に住めるとか旅行に行けるなんてことは、ずっと先になるのかなぁとぼんやり感じており、周りの人たちに「今は日本にいるのが私の運命のようだ」と話していたほどなのですが、それこそ日雇い労働仲間のおっちゃんに教わった通りで飲んでいたら、日本旅行中だった現在の恋人(カナダ人)と出会いました。最初は相手が日本に住むという話でしたが(職場には外国人が多いので、同じ倉庫で働けば良いと話していました。倉庫にも伝えてありました)、ご両親の病気などなどあり、現在は「カナダにおいでよ」と言われています。それでも「私はどうせカナダなんか行かないだろうな・・・お金が貯められないわけだし。彼氏が亡くなったあとにお墓参りにやっと行けたらましとか、そんなくらいじゃないのかな?」と思っていたのです。それこそ倉庫での仕事も前よりできるようになって、より充実していたのも本当です。

そんな先日、年に数回訪れる超忙しい残業日(台風やトラブルなどの理由)で徹夜した翌日のことでした(これから始めようと思っている皆さん、残業は強制ではないですよ!)。朦朧としていたのかロッカーに鍵を刺しっぱなしにしてしまい、そのままカバンごと盗まれてしまいました。弁当と着替えの入っていたトートバッグだけを持って交番に向かいながら、

「よっしゃーーーーー、仕事、辞めるかぁーーーーーー!今しかねぇーーーーーーーー!」

と頭の中では鳴り響いていたのです。大型トラックがぶんぶん走る高架下を、ひとり歩いておりました。だから今は部屋の退去作業・退職作業などでいっぱいいっぱいですけれど、どうしてでしょう今書くしかないという気分になり、これを書いています。図らずも今月は、今の部署に派遣されてからちょうど1年半です。きりが良いです。これで答えになりましたでしょうか。それでは、次の記事で質問「2.日雇い労働者って、収入が良くないのでは?安定しないだろうし、メンタルやられそうですね。」についてお話させて頂きます。どうぞお付き合いくださいますと幸いです。(続きます)

続きのストーリーはこちら!

日雇い労働者を卒業して、新しい人生に向かう準備中です。(2/3)

著者の細貝 玲奈さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。