日雇い労働者を卒業して、新しい人生に向かう準備中です。(2/3)

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皆さん、こんにちは。このページを開いて頂き、ありがとうございます。
前回の記事「日雇い労働者を卒業して、新しい人生に向かう準備中です。(1/3)」の続きです。それでは次の質問をお答えいたします。

2.日雇い労働者って、収入が良くないのでは?安定しないだろうし、メンタルやられそうですね。

(↑美しくない写真ですみません!これは、現場の近所の会社さんで、ツバメの巣から落ちるフンを事務用品で対応する様子です。バッチリらしいです。そののち、巣からツバメたちがいなくなり、この白いカゴは撤去されたよう↑)

まず収入についてお答えします。

日雇い派遣アルバイトは、もちろん時給なのですが、私は大阪市内で1時間950円もらっていました。基本8時間労働でしたが、残業も多かったです(残るかどうかはその人とか、派遣会社によりました)。

同じ現場でも複数の派遣会社からアルバイトが来ているのですが、それぞれちょっと時給が違っていました。私の派遣会社は他より50円~100円安かったです。でも
現場によっては送迎があり、どれだけ遅くなっても車で拾って帰ってもらっていました。車の中で、派遣会社の社員さんとか、派遣仲間たちと色んな話をしました。1日だけでも働ける仕事というのは、年齢も事情も経歴も様々な人たちがいる。だからこそ、心を開いてしまう出会いもたくさんありました。

それとお給料の受け取りする事務所が家から近かったり、対応が親身で、私ら派遣アルバイトたちに何かがあると現場までかけつけてくれたりしました。だから、(自分だけの責任じゃないんですが)どんな仕事も続かなくて自信のなかった私は、
ほぼ初めて、自分のできなさを裁かない人たちに出会えたなぁと思ったんです。


私が日雇い派遣を始めた最初の頃は、どこで働きたいというのが自分のなかで固定せず、かといって現場から安定して呼ばれるほど実力がなかったので、日々様々な現場に行っていました(「ほんとに日雇い!」という感じでした)。そんな
「あちこちに行くメンバー」というのも何となくいて、それがおばちゃん達だったんです。色んな事情やきっかけで働いているおばちゃん達の中で、ゆりかご的にぼんやり働けた時期に癒されて、その後も続けられたんだと思います。それぞれキャラが違くって、好きな服を着ていて、時には宗教にほぼほぼ勧誘されながら(笑)!! 「私ってこれでいいのかな?」とも思いながら、楽しく働きました。

その後まもなく、おばちゃん達と一緒だった現場を抜けて、とある冷蔵倉庫に固定して派遣されるようになります(おばちゃん達は寒いところが嫌だったのもあり、現場が別れました)。
(↑正月に現場でもらったお菓子。かわいすぎたし、美味しすぎでした。帰りに立ち飲み屋で中国人カップルやお客さんたちと分けて食べて、嬉しかったなぁ。うちは365日営業の現場で、元旦も大晦日も働いてました↑)



安定していないからメンタル病みそうですが、どうですか?
についてお話しします。

前述の通り冷蔵倉庫に派遣された私でしたが、365日営業だったり寒かったり、顧客の注文が厳しかったり、建物が薄暗かったり等々、色んな理由で人が定着しない現場だったので、いつでも呼んでもらえるようになりました。


私もこの頃「ひとつの現場にいれば、もっと教えてもらえて上達するかなぁ」と思っていたのです。実際
気に入った現場を見つけると、そこから直接雇用されるアルバイトになって、派遣会社を出る人もいました(この「直属になる」こと、場合によっては揉めるので、その辺り事前に要確認です)。


しばらく働いていたら、社会保険・雇用保険に入ることもできました。私は有休休暇も使いました。最初は送迎などの事情で6時間出勤だったのですが、信頼が積み重なっていったからか、出勤時間も長くなりました。この現場では半年働いたのち、私は自分の希望で、同じ運送会社の違う倉庫(部署)に異動しました。こちらでは長く働いている人たちとの出会いもあり、「日雇い派遣アルバイトだけど、気に入った現場で長く働くことは全くもって可能」ということが分かったのです。実際に現場でも安定して来てくれる人はとても嬉しいのです。


私が最終的に2年間を過ごした冷蔵倉庫は小さな運送会社、小さな倉庫だったので、アットホームな対応もたくさんありました。持参した「労働基準法」の本を読んでいたら、社員さんが「労務管理の本を読んだらどうですか?」と教えてくれたり、現場にある運営側の学習テキストも声をかけたら読ませてくれました。

また、最後を過ごした部署では派遣会社の送迎がなかったのですが、
残業で電車を逃すと現場の倉庫社員さんたちが送ってくれて、色んな話を教えてくれました。現場のベテランであり、直接雇用アルバイトのかたからすれば、私は邪魔なのかな?と思いましたが、そんなことはなく直接雇用アルバイトさんにも非常によく教え続けてもらいました。

私は日雇い労働者の自由きままさに憧れて始めたものの、色んな現場で宙ぶらりんになっていましたが、最終的に落ち着いて働けたのです。例えば家が近いから自転車で来れる、実家暮らしで生活費はそれほどかからないなど、自分にとって条件が良ければ経済的にもメンタル的にも安定していると思います。私は
確定申告もしています。
それでは、次の記事で3つ目の質問にお答えします(続きます)

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日雇い労働者を卒業して、新しい人生に向かう準備中です。(3/3)

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