日雇い労働者を卒業して、新しい人生に向かう準備中です。(3/3)

前話: 日雇い労働者を卒業して、新しい人生に向かう準備中です。(2/3)
皆さん、こんにちは。この記事を開いて頂き、ありがとうございます。
ちょっとネガティブな部分も書きますが、後半で楽しい話が続くので良かったら最後まで読んでください。それと今回は道端で見つけた、気になるトラック写真を載せます(私の他ブログの写真と重複しています)。

3.日雇い労働者は会社員じゃないため、周囲の人から心無い目で見られるのではないですか?

(↑これは職場の近くに止まっていたトラックを撮りました。ラミネート加工済かつ、ちゃんと中から貼ってあるので防水バッチリです。しかも吸盤で貼ってあるので窓が汚れません↑)

正社員と比べて周りの目はどうですか?という質問を頂きました。私は1ヶ月だけ、全くジャンル違いの職場で正規スタッフとして在籍したことがありますが、それは全然「会社員経験」としてカウントにならないので(もはや履歴書にも書いてない)、あんまり比較することはできません。

私の両親は、不器用で仕事の続かなかったお前が働けているならもはやそれでいい、という境地みたいで特に何も言われません。少なくとも私が今まで出会った人に、何か言われたことは、ほぼありませんでした。会社の社長をしているような男性たちは「え!俺も昔やってた!」という反応でした。

あ、思い出しました。唯一ですが、とある20代女性(大手企業正社員)から「うわー・・・大変そう」と引いてる口調で言われたときは本当に嫌でした。
(↑こういった、各地の祭りをプリントしたトラックはよく見かけます。私は地元が田舎で、大型トラックは遠くから眺めるくらいだったので、近くで見ると未だに大興奮します↑)
正社員とアルバイトに向けられる視線の違いですが、現場内の比較ならできます。毎日沢山のトラックドライバー達から荷物を受けるのですが、多くのドライバーとは楽しく迅速にやり取りできるのですが、とある2人組ドライバー達とはうまくいきませんでした。その荷物を受ける時間、周りは社員ですが私だけアルバイト(しかも派遣だから、この運送会社のユニフォームを着ていない。明らかにバイトだと分かる)なんですね。それが気に入らないのか?ずっと挨拶を無視され続けたり、返事も最低限だったり、こちらのミスがあると2人組で大きな声で、聞こえるように悪口を言われたりしました(もちろんドライバー達も色んなミスがあります)。

悪口を言ってくるというドライバーって少ないんですよ。だからびっくりしました。どうしたらうまく行くのか、試行錯誤しました。現場の社員から何度も伝えてもらったり、私からもはっきり何度も言ったりしました。色んな人に聞き込みをしていくと、そのドライバー達が他の社員たちとも当初喧嘩して、どっかのタイミングで喋れるようになったらしいとも分かりました。じゃあ、どこかのタイミングで私も楽しく喋れたら解決かな?とも思ったのですが、よくよく考えてみると「(たぶんアルバイトだからという理由で)ナメてかかってくるという、その働く態度を私は受け入れられない。私が受け入れてしまったら、今後、外国人の派遣アルバイト達が対応するなど、もっと弱い立場の人たちに対してもそのような態度をとられるかもしれない。だから、こちらも屈しないという結論に至りました。なのでその後私は、淡々と、毅然とした態度をとり続けています。
(↑現場の近くに止まっていたトラックのロゴが、とてもかわいかったので撮りました↑)
それと、現場の直接雇用アルバイトさんは、前述の通り運送会社のユニフォームを着ていて社員だと思われがちなのですが、そう思われない私は現場でけっこう嫌な目にも遭いました(もちろん、普通に仕事が回るときの方が多かったのですが)。男性作業員から体を触られるとか。だんだん対応して(何かあったらキレて報告、触って来る人は結局色んな女性に被害を与え続け最終的にクビになった等々)改善につながりました。そして現場の雰囲気はとっても和やかになり、皆の技術も上がったよな~と出勤のたびに思います。
暗いエピソードを書くと、そればっかりに見えそうですが、実際は「職場にたくさんいる外国人たちとの言葉の教え合い、食べ物交換」などなどという素晴らしい大河も流れていましたし、そこから得たこと学んだこと解放されたことはものすごく沢山あるのです。彼らの国をそれぞれ訪れたことは本当に眩しい楽しい思い出です。
(↑中国で食べたマーラータン↑)
(↑ベトナムで見つけた壁絵↑)
また、良くしてくれたトラックドライバー達がよく言うセリフに、こんなものがあります。「ドライバー、変なやつ多いからな(ニヤリ)」。とてもユニークでエピソードの尽きないドライバーの皆さんとの関わりで、私はかなり生きる気力が湧きました。例えば、私が昨日出勤したときは、とあるドライバーさん(前回差し入れに缶ココアをくれた)が「買いに行くのめんどいから現金支給で」と言って、私たち検品担当のアルバイトたちに計300円をくれました・・・!
(↑その台詞を放ったドライバーの1人は、車を赤くデコっている↑)
そして体を動かす仕事というのは本当に宝です。「私も60歳以上になったとき、あんな風にいられるかも?」と思えるような、穏やかで体力のあるかたがたにも出会いました。
そうでした。前回の記事で「お金はどう?」という質問に、もちろん良い面ばかりではなく付け加えることがあります。賃貸を借りて1人暮らししている人は、家族の助けを借りれないならあまりお勧めしません。はっきり書きますが私は当初親から時々お金や食べ物をもらっていました。頼んだわけではないけれど、でも本当に心身が救われてました。私の友達は、さほど遠くないところに実家がありました。そうじゃない派遣アルバイト仲間たちは、かなり体力を使う毎日のなかで自炊が難しく、体調を崩して辞めていきました。
(↑現場には美術館のポスターがたくさん貼ってあり、美大出身の私は超超嬉しかったです↑)
(↑現場の近くにあるボートレース場です。電車の中から撮っているので、ちょっと曇っています。私はギャンブルについては考えがまとまらないのですが、レース場の景色は、生で見るとワクワクするのです↑)
(↑極まれにデコトラ↑)
(↑やはり、「繰り返し」並べてあるのは美しい↑)
(↑窓の空き具合がたまたま作った光景。漏れる光がリズムを刻んでいる↑)
「日雇い労働者」ってどんな暮らしなんだろうか?そんな憧れから始まったこの暮らしでしたが、あちこちに派遣されていくうちに、自分にあった分野の派遣先と出会って落ち着いて働けるんだなぁと分かりました。自分の担当内容や生活に合わせて出勤時間が変わっていき、最終的に私がやりやすい状況ができて、職場に感謝しています。私の派遣会社からは、私のイメージしていた「土木作業」に派遣されることはないので、やりませんでした。という感じで記事を締めさせて頂きます!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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