現役インストラクターの本音#5 ポジティブに悩む

この仕事をしていると、生徒さんから色々な相談を受ける。

愚痴程度の軽い相談から、かなりヘビーな相談まで内容も様々なのだが、生徒にとってイントラは、相談しやすい距離感なんだと思う。
私生活に関わる訳でもなく、共通の知人が居る訳でもなく…
でも何となく、解決のきっかけをくれそうな存在なのだろう。

数年前やたらと医者が、鬱病患者に「ヨガ」を薦めた時期があった。
ヨガを薦めてくれるのは、有難いのだが鬱病が治る保証ははっきり言ってない。 
自分の鬱病の症状を私に説明していた生徒さんが突然、3階の窓から飛び降りようとして、慌てて引きずり下ろした事もあった…
この仕事に就いて10年以上が経ち、3桁を超す生徒さんと関わり、相談を受けているうちに、一つの共通点というか、結論を見出す事が出来たので聞いてもらいたい。

自分がポジティブな人間かネガティブな人間か本当の答えが分かるのは深く悩んだ時​

その悩み方で本質が分かると思う。
人には理想の自分があって、自分自身の性格や性質を語る時に、この理想の部分を無意識に入れてしまう。
「私は意外と細かいことは気にしないのよね~」
「私は立ち直りが早いから」
とか言っていても、本当の自分の本質は地の底に落ちた時にやっと分かる。
例えば「失恋」したとする。
パターン①
「あんなやつ死んじまえ」「どうせ私なんか生きる価値もない」「時を戻せたらいいのに」「あの頃はよかった」「リア充死ね」「私の時間を返して」
パターン②
「なんで私は振られたのか」「いつから相手の気持ちは離れたのか」「そもそも私は本当に好きだったのか」「相手の気持ちがやっぱり分からないからもう一度確認したい、聞いてみようか」「聞く勇気がない…やっぱりそれだけの存在だったのか」
さて…
なんとなく①と②の違いを分かってもらえただろうか。
自分の悩みに質問をぶつけるか否か。
「タラレバ」と思うかもしれないがこれが大きな違いとなる。
ぶっ倒れて落ちる所まで落ちた自分を、地の底からビヨ~ンと高くジャンプさせられるか否かが決まってくると思う。
自分の悩みにたくさん問いかけることで、自然と答えを探そうとする。
正しい答えが見つかれば悩みは解決するし、答えが見つからなくても、その「答えが見つからない」
という事自体が答えとなり、諦めて前に進もうと決意したり…
たくさんの自問自答は思考回路すら変え、人として飛躍する大きなエネルギー源となるのだ。
私は、個人的な悩みに自分の価値観で結論を言うほど、その人の人生に責任を持つことはできない。
そもそも人間は相談する時、ただ聞いて欲しいだけか、同情して欲しいだけの事が多い。
それならいくらでもしてあげるが、他人が道を決めることはできない。
深く悩んだ時、①のように自暴自棄になったり人を恨んで魂を汚すより、悩んでることに対して、たくさんの質問をしてみて欲しい。①の様な悩み方を続けると、精神的だけでなく身体も壊してしまう。
まずは自分自身で答え合せをしてもらいたい。生徒さんにもそのように話している。
ドロドロにポジティブに悩んで、人として大きく成長出来たら、それはいつか感謝すら感じ、笑い話になるに違いない。
私? 
私はこんなことを言いながら、最初はネガティブに悩み、これじゃいけないとドロドロとポジティブに悩み始め、大抵は迷路にハマり抜け出せなくなり「神様!どん底と思っていたら、また底が抜けてさらに下に落ちましたけどー! これ以上どんな試練を私に与えるのですかー!?」とドMの境地にいる自分を客観的に見て少し楽しむ…(ドМにしかできないだろう)
そしてバカバカしくなって、ふと軽くなった自分を感じ動き出す。
こんな繰り返しです。
はい… 私も人間ですから〜



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