ニューヨークのど真ん中でホームレスに毛布を借りた夜

2010年12月末、渡米して初めて迎えた週末のこと。

僕は1泊2日で友達の実家を訪ねるため、高速バスに乗っていました。

その人はアメリカ人なんですが、日本で大学生の頃に出会ったはじめての外国人の友達。5〜6年ぶりくらいの再会でした。

はじめてのアメリカ小旅行

結構遠くて、ニューヨークからワシントンDCまで高速バスで4時間半、そこからさらに電車で2時間くらいの場所。

当時ニューヨークからハドソン川を挟んで車で30分くらいのニュージャージー州に住んでいたので、Door to Doorで半日の距離です。

日本でいう新幹線のようなアムトラックという電車も通ってるんですが、高いので中国系の高速バスを使いました。往復のチケットで20ドル程。

ただその日は運悪くニューヨークは大雪で、ワシントンDCまでも6時間近くかかりました。

なんとか夕方には到着して、友達との再会を堪能できました。

帰りも電車でワシントンDCまで戻り、バスの時間まで余裕があったので、ホワイトハウスを見にぷらぷらと周りの公園を観光していました。

まさかのハプニング

一通り満喫してバス停に戻ると一枚の張り紙が。

おそるおそる覗くと、

ニューヨークが悪天候のため、バスは運休します。代金は返金されますのでご安心ください。

とのこと。


ガーーーーーーーン


まさかのドタキャン!


その時はまだ渡米して数日だったので、実は携帯を持っていませんでした。コンビニで買った地図を片手に来ていた状況だったのでめんどくさいことに。。

アムトラックの存在は知っていたので、その辺の人に聞いてどこで乗れるのかを教えてもらいました。

無事捕まえてようやくニューヨークに到着。夜10時を過ぎていました。


一安心の最中、ニュージャージーまでのバスを探していたら、またもやどこも雪で運休。。。



ガ~〜~〜〜~〜〜~〜〜~〜〜~〜〜〜ン



タクシーか・・・・・。一体いくらになるんだ・・・・。バスだと$4ドルなんだけど。


仕方なく、タクシーを捕まえるために駅の外へ。


すると、、、、大雪どころか猛吹雪。


人がごったがえし、ほとんどの車が雪で覆われたまま大渋滞。


ただの渋滞と思いきや、よくみると道のど真ん中に車を乗り捨ててる人もいました。乗用車も、バスもタクシーも放置。



ガァ〜〜〜〜〜〜〜~〜〜〜〜~〜〜〜〜~~ン



帰れんじゃん・・・・・・。

そう、実はこの時、ニューヨークは記録的な大雪だったんです。


ネットも携帯もないし・・・どうするか。


とりあえずメシでも食おうとポートオーソリティへ。

ポートオーソリティはタイムズスクエアにあるでっかいバスターミナルで、24時間出入りのできる数少ない建物でした。

とりあえずパサパサのまずいサンドイッチを買って腹ごしらえ。

その後建物内をぷらぷらして人に天候の状況を聞いたり、他に帰れる方法はないかを探っていました。

でも打開策はなくもう真夜中。



この悪天候の中、マンハッタンのど真ん中でホテルを探すのもめんどい上にバカ高いし、ポートオーソリティで朝まで過ごそうと決めました。


ただ一つ問題があって、室内とはいえ結構寒い。。。ダウンジャケットのファスナー上まで締めても寒い。

外はマイナス15度くらい、24時間人が出入りしているんで、冷たい風が常に入ってきていました。

渡米して1週間足らずでこのハプニングかよ・・・。もうアメリカ嫌いになりそう。

軽くブルーになりながら建物の地べたに座って凍えていると、ホームレスが寄ってきて、「これ使え」と毛布を貸してくれました。

意外と優しい!

ポートオーソリティは結構広くて、ホームレスもたくさん避難していたんです。

まさか渡米間もなくホームレスに助けられることになるとは・・・・。


地べたに座って毛布にくるまりながら、同じように待機している近くの男性と話す機会がありました。

ワシントンDCから帰ってきてニューヨークで足止め食らったこと、携帯もないこと、隣のニュージャージー州に住んでいることなど、経緯を説明しました。


すると、「ネットはあそこの店にあるよ」と教えてくれました。



「え・・・・そうなの???」



それなら予定変更!

毛布をホームレスに返し、すぐに向かいました。

近くのピザ屋に、確かに有料でパソコンが使えるスペースが。


ネットが使えるなら、ドミトリーを探そうと思っていました。

ドミトリーはベッドだけ提供している安宿です。

こんなイメージ(実際行ったとこははるかに汚かったけど)

確か$35くらいだったと思います。徒歩20分くらいのところをネットで予約。

店員に行き方聞いて、徒歩で向かいました。

ドミトリーのエントランスのロビーもホームレスや僕と似たような境遇の人たちでごった返してました。

部屋に着いた時は夜中の2時くらい。同部屋の人はみんな眠っていて真っ暗でだったので、シャワーは諦めそのまま就寝。

翌朝、吹雪が嘘のように快晴で、無事帰ることができました。


いや、無事ではない・・・。


帰りバスは運休していて、仕方なく個人タクシー拾ったんですが、こんな状態だから高いよ、とぼったくられ、$200くらい取られました。


週明け上司にその話をしたら、「なんだ、電話くれたら迎えにいったのに」と言われました。



詰めが甘かった・・・・



計画通り楽しく終えた海外旅行よりも、こういう出来事の方が詳しく覚えちゃってるんだよなぁ。

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