悪魔の弁護人【ドラマ】 他人事ではない。自分が加害者。

悪魔の弁護人【ドラマ】


他人事ではない。自分が加害者。


御子柴(みこしば)は、

死体配達人事件の加害者だが、

少年法で無罪判決。


結果的には、犯人であるが

法は罰さなかった。


被害者家族の悲劇が想像できるだろうか?

しかし加害者側の家族の悲劇も同様に

想像を絶するものだ。


土屋は、今生で殺人は犯していないが、

15年程前にリアルな白昼夢で

自分が前世で殺人を犯した所を見た。

現在の息子を前世で

首を締めて殺していた。


しかも自分の欲だけの為に

前世でも今世の息子を

罪悪感無しに殺した白昼夢。


息子の意識が無くなった様子を

現実と変わらない感覚で見ていた。


息子を殺してしまったと気付いた時、

初めて「なんて事をしてしまったんだ」と

正気に還り、そこで目を覚ました。


号泣していたのを覚えている。


実際どうだったかは調べようがない。

前世が本当にあるかどうかも

科学的には実証されないし、

信じるのも信じないのも

その人次第だからだ。


夢は現実となんら変わらない

非常にリアリティのあるものだった。


そして何の異常も無いのに

息子は幼い頃から首に違和感があると

訴えている。脳波を調べたり、

施術で診てもらったが

異常はない。


ただの偶然か、思い過ごしかは

それを事実として認めるかどうかも

各々が選択すればいいだろう。


そんな白昼夢を見て、自分にも

加害者ではないと言い切れない

現実を常に念頭に置き、

様々な人間の思考を考察している。


御子柴(みこしば)がドラマの中で

「法は、私を裁かなかった。

正しい罰とはなんだ?

どうやったら罪を償えるんだ?」

と、罵声を浴びせてくる世間に

眈々(たんたん)と言葉にして返す。


法律は罰を与えるだけなのか?

罰に終わりは無いのか?


現世で息子や娘を殺されたり、

亡くしたりすれば、耐えがたい

自分の感情の渦に呑み込まれて

気が狂うだろう。しかし、

自分は、前世でその愛する息子の

命を奪っていたのだとしたら?


御子柴の弁護士として

人間の性質や現実を偏見無し

判別する思考はまともだ。


ドラマで、御子柴が信頼する元科捜研との

会話に至極真っ当な内容がある。


御子柴:どうして私が死体配達人だと

知っても態度を変えないんだ?


元科捜研:興味が無いから。

どうして皆、他人の人生に

そんなに興味があるんだろうね?

逆に不思議なんだ。

自分の人生が上手くいかない

不満を他人に

ぶつけてるんじゃないかな。

今は、君が俺の研究所に

信頼してくれて仕事を

任せてくれるならそれで十分。

それ以上知りたい情報なんて無い。

ま、こんなだから

科捜研でも浮いていたんだろうね。


御子柴は、この言葉に

感慨深いものを感じていた。


他に検事との会話がある。


検事:やはり私は君のやり方が

好きになれん。


御子柴:当然だ。日の当たる

道を歩んできたあんたとは

真逆な人生だ。


検事:だったら教えてくれ。

正しい罰とはなんだ?


御子柴:私にもそれはわからない・・

教えてくれ。

どうすれば罰を受けられる?

どうすれば罪を償えられる?


人間は、人間が考えるような

許されない失敗を繰り返し、

とてつもない長い時間をかけながら

進化向上していくのだろう。


人類の歴史で見る限り、

正義だと称して部族を根絶やしにしても

周りが正義と認めれば

罰せられることはない。


しかし、それは悪だと認めれば

罰を与えて苦しませる事を

望むものだ。


土屋の息子は、殺された母親の元に

又息子として生まれてきた。


「今度は、ちゃんと育てなさいよ。」

と言われているのかもしれない。


殺人者であるにも関わらず、

過去の犯罪情報より、

今をどうやって生きているのかを

問われている」のではないだろうか?


御子柴が犯罪人であるとは

思えない名台詞に

「金に使われるな」がある。


これは、人間の心がお金と

イコールで結ばれている証とも言えよう。


自分の心=感情


「感情に翻弄されるな」と

言っているのだ。

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