ボストン・コンサルティング出身の経営者に理不尽に怒られた話

ビジネスは、機械がやっているんじゃない!人間がやっているんだ!!!

僕が織田裕二さんなら、怒鳴っていたでしょう。まぁ、僕は織田裕二さんでもない、ただの普通の人なので、怒鳴りませんでしたが。

きっかけ

僕は今まで10人くらいのボストン・コンサルティング(以下、ボスコンとする)出身者にお会いして来ました。どなたも、とても優秀な人でした。
僕は大学時代、政府系シンクタンクでアルバイトをしていました。東大の教授になる日本のトップレベルの頭脳を持つ天才たちと仕事をしていました。だから、比較的、頭の良い人とは多く接触する機会が多かったと思います。
そんな僕が生まれて初めて遭遇したボスコン出身者が、レコチョクの島田さんでした。彼は、頭の回転が速過ぎでした。彼と話をしていると刃物を突きつけられているような、恐怖を抱かされました。
それ以来、ボスコン出身者にトラウマを抱いていた僕ですが、縁あってボスコン出身者2名(役員A,役員B)が経営する会社=X社のお手伝いをすることになります。
X社は、BtoBtoCのサービスを提供しています。僕が手伝うようになったのは、創業後数年が経ち、利益が出始めたぐらいのタイミングでした。今までテレアポで事業を作ってきましたが、インターネットを駆使した展開を広げて行きたいということで僕が手伝うようになりました。僕は1ヶ月もしないうちに手伝うのをやめましたが、その時の話をしたいと思います。
なお、僕は、楽天で7.5年働いていたのですが、子会社に何度か出向も経験しており、それなりに理不尽を経験しているつもりでいます。

リスティング広告事件

X社は、ネット系大手の広告代理店に、リスティング広告を丸投げしていました。丸投げと言っても予算は20万円程度。クライアントとしては、弱小中の弱小。20万円の広告予算だと、広告代理店は、そのうち4万円程度しか報酬がありません。大手の広告代理店が運用してくれていたのが、不思議な状況でした。
リスティング広告というのは、ノウハウが効果を左右する広告なのですが、広告代理店の運用担当が、入社したばかりの素人でした。ボスコン出身の役員Aが、彼がミスだと考える事があると担当を呼びつけ、怒鳴りつけていました
広告代理店からすると、儲からないクライアントだから給料の安い素人を担当にしているわけです。スゴイ儲かるクライアントだったら、一流のスタッフが運用しています。
給料の一流のスタッフを担当にしてもらいたければ、広告代理店に「手間の掛からないクライアントだし、一流のスタッフを担当させても良い」と思わせるべきなのです。しかし、X社はその逆の方法を取っていました。
僕は、楽天ではリスティング広告の運用マニュアルを作るなど、ある程度、リスティング広告の運用方法の知見がありました。そこで、大手広告代理店から担当を巻き取ることにしました。結果は、5倍近く効果を向上しました。しかし、役員Aは納得せず、僕を怒鳴りつけました。事業計画に対して広告の効果が悪すぎるということでした。
月間に数億円をリスティング広告に使う楽天と同じ運用を、僕はしたわけです。それで予算に見合わなければ、運用の問題ではなく、ビジネスモデルもしくはインターネットという媒体の問題のはずです。僕は、怒られた理由がわかりませんでした。
事業計画の数字と現場の数字。差があって当たり前だし、それを合致させるための仲間を怒鳴りつけた結果を想像出来なかったんでしょう。一緒に働く仲間を怒鳴りつけるというのは、高いお金を払ってボスコンに依頼した会社の従業員への対応です。結局、彼らはコンサルタントであり、経営者になりきれていないんだろうなと思いました。

後日談。

薄給しか払えない会社で、経営者が怒鳴りつける会社だったので、当然従業員はどんどん辞めていきました。僕は一緒に働いていた人たちが2人辞めたタイミングで一緒に辞めてしまいました。
役員Aとも役員Bとも、本当は1ヶ月の中でいくつか事件があったのですが、根幹にはボスコン出身者の普通の人への見下しがあったような気がします。いくつも書きたいネタを持っていますが、どれも理不尽に怒鳴りつけられたという内容なので、やめておきます。
ボスコン出身者全員が、必ずしも岩瀬大輔さんレベルの経営者かといえば、違うと痛感した貴重な経験でした。
なお、後日、ボスコン出身の友人に聞いたところ、怒鳴りつけるというのは余裕のないコンサルタントの典型的な行動だそうです。

そんな僕ですが、ボスコン出身の友人と会社設立の計画を進めていたというのは、また別のエントリーで。

みんなの読んで良かった!