恐怖(;・∀・)ケツ叩いて女

風俗嬢も人間。いろいろな性的嗜好があるとは思う。ただ風俗店は客の性的嗜好を満足させる場であり、風俗嬢が自分の性的嗜好を満足させるために、自身の嗜好を開示してくることはあまりないようだが、旦那や恋人ではなく、単なる客という気楽さからか時として非常に変わった嗜好を開示され戸惑うことがある。

初めて指名した冬子さんは、ちょっとストレスが溜まっていてイライラしている様子が感じられ少し話す話題を選ばなければならなかったことを除けば普通の人妻風俗嬢に見えた。ただ、彼女がしてくれる性的サービスは、オレの性的嗜好からはかなりずれていた。こんな時、オレは彼女の性的サービスを無理に自分の嗜好に合わせようとせず、この場は、女性との性に関するコミュニケーション能力をあげるための自分のトレーニングの場であると思って、こちらからご奉仕するようにしていた。冬子さんもまんざらでもないようで気分よくご奉仕を受けているように見えた。 

雰囲気が良くなったところで、オレ起き上って冬子さんのM字開脚している脚の前に膝立ちになりコンドームを付け始める。 

「なに、なに?何してるの。ないわよ。」 

「えっ、この展開でないの?普通はみんなさせてくれるよ。」 

「ダメだってばあ、いい加減にしてよ。店に電話する。」 

「わかった、わかった。無理にってわけじゃないんだ。冬子さん旦那さんと、エッチがなくて欲求不満だって、店のホムペのプロフィールに書いていあったから、欲求を満足させてあげようかな・・・と思って。」

「だったら、お尻叩いて。」 

オレは冗談だと思い、元のポジションに戻って腹ばいになりながら冬子さんに対して極普通のサービスを再開した。なぜか冬子さんはM字開脚から裏返ってお尻を突き出した四つん這いスタイルになる。オレは、目のまえの二つの巨大なお餅の下にある穴に自分の人差し指をズブリと差し込んだ。突然、冬子さんが部屋中に響きわたる叫び声を上げる。いや、指をちょっと差し込んだだけでそんなに気持ちいい訳ないだろ。 

「おしり叩いてー。」 

はい?オレの目は点になり身体は固まる。指も穴に入ったまま動きを止め固まっている。 

「お願いだからお尻、思いっきり叩いてぇ。真っ赤っかにしてぇ。」 

オレが固まっていると、次の提案をしてきた。 

「おしりつねってー。叩くのが嫌でもつねるのならできるよね。ね、お願いおしりをつねってぇ。」 

風俗では良くあることだが、基盤を断った後に、基盤はできないけどこういうサービスなら私はOKですよ、という意味で、少しハード目なサービスを提案されることがある。おしりでする、巨乳の嬢がおっぱいでするなどだ。もしかしたら常連さんでSMプレーが好きな人がいて男はみなスパンキングが好きだと冬子さんは勘違いしているのかもしれない。 

AVとかだとそういうのがあるから勘違いしてるのかもしれないけど、オレ、女性を肉体的にいたぶるみたいの好きじゃないから気を使わなくていいよ。虐待みたいじゃん。」 

「違うの、私が本当に好きなの。お願いだから真っ赤になるまで思いっきりおしりペンペンしてー。」 

その声と態度は懇願モードである。さっきまで冬子さんはツンツンしていたが、とんだドM嬢だったみたいだ。ツンデレならぬツンMか、どっちもオレの嗜好じゃない。オレはしらけてしまい、というか萎えてしまい「今日はおしまい」と宣言して後はベッドに横たわりピロートークをした。あーあ、今日は大外れの地雷を踏んじまったようだ。 

「旦那さんがそういうの好きなの。」 

「うちの旦那ったら、私のおしり全然叩いてくれないから、だからお客さんにお願いするの。何人かは叩いてくれるわよ。」 

冬子さんは嬉しそうに答えるが、お客さんもそれがその人の性的嗜好という訳ではなく、一つの経験として面白いから叩いているんじゃなかろうか。たぶん、そういうお客さんはリピしないだろうなあ。 

「ね、ね、それなら首絞めて。」 

あちゃー、今度は窒息プレーか。映画の定番で議員がホテルの部屋に呼んだコールガールの首を強く絞めすぎて殺してしまい、マフィアに助けを求め、弱みを握られるんだよなぁ。オレは人を死に至らしめる危険があるからときっぱりと断った。 

「なによぉ、おしりたたきも、おしりつねりも首絞めもなし?私のお願い何にも聞いてくれないなんて、つまんない。」 

どうしようもない風俗嬢である、あまつさえ客であるオレを満足させられないばかりが、自分の性的嗜好を客に押し付け断られたことが不満だと言うのだ。 

「はいはい、お風呂入りましょうね。」 

オレは、冬子さんの話を切って、一人でスタスタとバスルームに向かう。性的嗜好の問題は難しい。今回は、女性である冬子さんがいたぶられるのが好きなので、まだよかったが、男性が女性をいたぶるのが好きだったらちょっと問題だ。首絞めプレーも男性主導で行った場合、死に至ることもあるかもしれないし、実際、そういう事件が多いと聞いている。

帰り道、オレは今日、無駄につかった金のことを思いだし、腹が立ってきた。今だったら、冬子さんのケツを思いっきりひっぱたいてやる、そうだな、1発、300円として50発15,000円分、ひっぱたいてやると思った。でも50発もひっぱたいたら、オレの手の平が真っ赤っかになって氷で冷やさなくちゃならないかな。

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