人生のレールを脱線してみたら、こうなった僕の半生記【前編】
訪問いただきありがとうございます。
東京生まれ東京育ちの僕は現在、島根県に移住してます。
もちろん昔から、島根県に住みたいと思っていたわけではありません。
結果として東京からこの【神々の国】にたどり着きました。
僕は20代で会社経営にかかわり、東京で順風満帆ともいえる暮らしをしてました。
しかしある時、僕は考えました。
人生は一度きり。
今のままで後悔はしないかと。
この誰もが一度は考える疑問に、行動を起こすことにしたのです。
会社を退き、キャンピングバスで旅にでます。
お金を優先に考えることを捨てたのです。
いろんなことが起きました。
破産もしました。
でも後悔はしてません。
自分が決めた人生だから。
そして妻と出会えたから。
僕の半生記をまとめた自叙伝です。
ぜひ、お読みください。
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~Life is a journey~まえがき①
愛犬のクマジが吠える声で目が覚める。
「もう少し寝させてくれ」
そう言った僕だが、車内の暑さで眠ることができず、諦めて身体を起こした。
キャンピングバスのドアを開けると、勢いよく外へ飛び出すクマジ。
草むらで朝一の小便をする彼の横で、煙草をくわえながら一緒に用をたした。
目の前には太平洋の海が広がっている。
とっくに顔を出し終えた真夏の太陽から、容赦なく、それでいてエネルギッシュな熱を全身に浴びる。
今日はどこで目覚めたのか…。
一瞬考えながら記憶をたどる。
クーラーボックスからミネラルウォーターを取り出し、昨夜のバーボンのせいで乾いた喉を潤す。
お湯を沸かしている間に手動のコーヒーミルで豆をつぶし、コーヒーを入れて煙草に火をつけた。
これが毎朝の日課だ。
僕の名は稲和弥。三十八歳。
マイクロバスを改造したキャンピングカーでサーフィンをしながら愛犬のクマジと旅をしている。
人生は一度キリ。
だからこそ、やりたいことをやって生きたいというのが僕の考えだ。
いつしか偉人になって(なったとしての話…)、座右の銘を伝えるとしたら
【必要なものは、必要な時に、必ず手に入る。やりたいように生きろ!】。
自分で考えたお気入りの言葉だ。
まあ、いわゆる変わり者って奴かもしれない。
ここでは、少し変わった僕の半生記の人生を共有できればと思っている。
有限であるこの人生に、少しでも早く【気づき】、自分の世界を満喫して生きていく後押しにでもなれたら幸いだ。
まずは一歩を踏み出すこと。
そうすれば、そこから信じられないような出会いや出来事が起こり始める。
そう、旅のように。
人生は旅だろ?
~LIFE IS A JOURNEY~
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~Life is a journey~旅の前~②
バリバリのビジネス時代
二〇一六年の五月(当時三十六歳)からこの旅を始めた。
旅で出会った人の興味深い話や道中の出来事などを書いていくけれど、その前に今までの自分の事をここでは紹介しておきたい。
あなたの親御さんの人生を雑誌にしませんか?

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