4つだけ年上の唯一の兄より

僕には4つ下に弟がいる。

僕が今年41歳なので、彼は37歳になる…はずだ。

昔の日本は兄弟が多かった。

6人兄弟くらいなら一般的だったのではないだろうか。

兄弟が多いと何かと賑やかなイメージがする。

子供の頃はもちろんだが、

大人になってからもお互いに家族が出来始め、

叔父や叔母になっていきながら…。


しかし現代はまた違う。

僕の場合も弟と2人兄弟なわけで。

兄弟が多ければ、その中でも仲がいい兄弟と

疎遠な兄弟がいたりもするだろう。

だが2人兄弟だと

疎遠になると一人になってしまうわけだ。

若・貴のように…。

僕の場合は仲がいい。

まぁ男なので、姉妹のような細かい繋がりはないが…。


今日は弟との数ある思い出の中から一つだけシェアさせてもらおうと思う。

この夏の時期、

子供の頃の思い出と言えば東京マリンだ。

昔、関東にあった大型プール施設である。

僕が小5くらいだっただろうか。(すると弟は小1になる…。)

家族4人で朝から東京マリンに訪れていた。

ひと通り遊んでから、親はビニールシートで休憩中。

僕は弟を連れて流れるプールへいく。

まず僕がレンタルボードに乗る。

そのあとをついてきた弟は、
流れるプールに浮輪を投げ入れ、浮輪の輪をめがけて飛び込んだ。

お気付きだろうか?

流れるプールに浮輪を入れたら…流れる。

その”流れ”を計算にいれて飛び込まなければならない。

しかし、小1の弟にはその計算が含まれていなかった。

浮輪が流れ去ったあとに飛び込む弟…。

泳げない弟は水面で”もがいている”

僕はボートから飛び込み、救助へ向かう。

しかしここは”流れている”

流れに逆らって泳ぐ僕は、万物の法則に反していた。

いっちょ前にゴーグルをつけていた弟を

周りの人達は”泳いでる”と思い込んでいる。

このままではまずい…。

そのとき、父親がプールに飛び込んできた。

休憩しながらも子供の行動を見張っていてくれるのが親である。

弟は無事だった。

僕にとっての唯一の兄弟は今も存在している。

そして昨日のこと、

婚姻届けを提出した弟からLINEがきた。

実家の両親と弟と奥さんが写っている写真と報告だった。

すぐにテレビ電話で会話をした。

おめでとう!

昨日は歓びの気持ちだけでいっぱいだったが、

この文章を書いている今、

涙が溢れて止まらない…。


本当におめでとう!


愛をもって…。


4つだけ年上の唯一の兄より。

著者のKazu Inaさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。