第12話 人気のEA・シストレ・自動売買の秘密

 以皆さんは、絶対にインチキを許さないプラットフォーム、たとえば、EA・シストレ・自動売買を100万個同時稼働させている、シストレ48(架空)等で、長期右上がり安定を描くEA・シストレ・自動売買を1度でもご覧になったことがありますでしょうか。

 決して、無いはずです。

 その理由は、そこには自立的能力の存在しない固定的物差しが無数に転がっているだけだから。

 相場の方が、たまたま当該物差しに合致する時期があれば、入れ替わり立ち替わりバトンタッチでつなぎ、上位陣は泡沫のごとく消えていく。

 これが現実です。

 そもそも、大部分のEA・シストレ・自動売買開発者は、聖杯が存在しないことなど百も承知なので、商材として売り出すには、数打ちゃ当たる方式で勝負するしかありません。

 また、運用先のプラットフォーム、または取引ツールでインチキが可能かどうかも参加に当たって重要な判断要素となります。

 そして、それに引っかかるのは、圧倒的多数を占める初心者だけと相場は決まっています。

 それ以前の問題として、選ぶ側が、EA・シストレ・自動売買のインチキを見破れないようでは、投資うんぬん以前の問題(自己責任)ですが・・・。


◆なぜ、EAは押し目で売り、戻りで買うのか、なぜ、最悪の場面で損切りするのか?
 その理由は、極めて優秀なストラテジー学者が、いかに高度なプログラミングを組み、最適なパラメータを設定したとしても、それはどこまで行っても固定でしかないからです。
 複数を優秀な順に並べても同じことです。

もともと、相場は変化であり、固定とは相容れない関係にあります。

たとえば、ごく単純な例で、
この幅下落し足踏みしたなら、そこは押し目と判断し買いなさい。足踏み後、下へ抜けたら下げ勢いと判断し、買いを損切りして売りなさい。と、プログラミングとパラメータを設定したとしても、必ず、その設定(固定)を打ち破る変化を迎えます。

結果は、言わずと知れた爆損。

しかし、EA崇拝者全員に共通した行動パターン、思考パターンというものは、
「自己責任だから仕方がない、次はもっと優れたEAを見つけよう」と、すぐに立ち直って、何度でも同じ爆損パターンを繰り返します。

こうなる根本原因は、「魔法の売買ルール」は絶対に存在するという信念ゆえです。
ですから、成績優秀なEAを早めに乗り継げば、常勝できるはずとも思います。

また、EAやシストレのデパート、ヒントを教えてくれそうなセミナー、インジケータ、
理論書等があれば、宝の山に見え、片っ端から飛びつきたくなります。

実は、「魔法の売買ルール」が存在すると信じている投資家は、圧倒的多数を占めます。

結局、何をどう学習し、何を手に入れようが、
「魔法の売買ルール」が存在すると信じている限り、投資家自ら作り出す「魔法のカーブフィッティング」のワナにはまり、爆損し続けます。

過去の分析から、未来を予測する式の値動き予測は、すべて成り立たないのです。

変化は、今目の前で起きているのであり、
今を分析しなければ、永久に値動き予測には通じません。

無限の変化の中で、押し目と下げ勢い、戻りと上げ勢いを区別できる能力は、人間の右脳だけが持っています。
いわゆる裁量と言われる部分です。

◆EAやシストレの「エントリー精度」が悪すぎ?
 エントリー精度は、過去、現在、未来の値動きを数珠つなぎ式に、把握ないし予測できてこそ、現在においてその精度を上げることができます。

 EAやシストレにおけるエントリー精度の根拠は、過去のテクニカルのみ。 現在と未来の値動きについては「運」に頼るしかありません。
 よって、EAやシストレにおけるエントリー精度は、どこまで行っても「運」に依存します。

 というわけで、EAやシストレには、もともと「エントリー精度」は、存在しません。

 それだけのことです。

 ちなみに、過去、現在、未来の値動きを数珠つなぎ式に、把握ないし予測できる可能性は、人の右脳だけにあります。

 一方、EAやシストレの「エントリー精度」を上げるとすれば、「ロスカットを設定しない、無限ナンピン」があります。しかし、これも一発破産を賭けた「運」ですね。

 結局、EAやシストレは何をどうやっても、結果は「運」次第ということです。


◆EAやシストレは、相場に応じて使い分けなければならない?

 この言葉の意味を翻訳すると次の通りです。
相場の方が、たまたま個々のEAやシストレの固定的物差しに合致する動きをする時期があった。その時期を過ぎると豪快に▲ドカーンとやられる。
 だから、そうなる前に、相場に応じて固定的物差しを取り替えましょう。そうすると、またまた相場の方が、取り替え後の固定的物差しに、たまたま合致する動きをする時期があるかも知れないから。

 という具合に、宝くじを買うより期待値の低いことを言っているのに、言葉を換えると、
「EAやシストレは、相場に応じて使い分けなければならない」
「それが、できない人はEAやシストレの初心者だ」
「このEAやシストレは、上級者向けに作ってあるんだ」
「聖杯は、必ず存在する」
 とやる。

 あるいは、もともと聖杯が存在しないことなど百も承知なのに、バックテストならカーブフィッティングで、フォワードテストなら客観的証拠の伴わないインチキで乗り切る。

 EAやシストレの商材とは、そのようなものです。

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