第24話 押し目底、戻り頂点の探り当て方

 まず、初心者向けに、なぜ押し目底買いと戻り頂点売りを狙うかについて、お話します。
 その理由は、必ず、押し目底からは上げ勢いに転じ、戻り頂点からは下げ勢いに転ずるという不変の法則があるからです。

 しかし、いかなるテクニカルをたとえ複数重ねて表示させ、
リアルタイムで穴が開くほど見つめたとしても、決して、押し目底や戻り頂点を探り当てることはできません。
 それを可能にする方法はただ一つ。
 周辺視野にテクニカル、中心視野にローソクと板回転を置き、リアルタイムで板回転を読むことです。板は数字を読むのではなく回転、すなわちクラッチの滑りに似た概念でセリクラ・バイクラを読みに行きます。
 つまり、押し目底に到達した合図がセリクラであり、または戻り頂点に到達した合図がバイクラなのです。
 実は、押し目、戻りだけでなく、すべての屈折には、多かれ少なかれ同底にはセリクラ、同頂点にはバイクラを含んでいます。
 それで板回転とローソクの関係は、値を上げながら切り下げるように、または、値を下げながら切り上げるように見えるはずです。そして、見た目で感じた通り売買すると、必ず、買っては下げ、売っては上げとなります。
 バイクラ・セリクラは、前場のように出来高が大きく活発になるほど連続的に現れキャッチしやすくなります。一方、夜間のように出来高が小さく閑散になるほど、それらは間欠的に現れますのでキャッチ自体が難しくなります。
 そして、「押し目と下げ勢い」を見分ける要素は、始点となるバイクラ(上げ)から終点のセリクラ(下げ)までの振幅の大きさの違いであり、同振幅が小さい場合を押し目と呼び、大きい場合を下げ勢いと呼びます。
 ところで、ここで言う、大きい・小さいの尺度は、未来の値動きとの相対性で決まるので、先に未来の値動きを右脳に描いていなければ、今目の前の下げが大きいのか小さいのか判断することはできません。つまり、未来の値動きを先に予測できていなければ、「押し目と下げ勢い」を見分けることは不可能なのです。
 同様に、「戻りと上げ勢い」を見分ける要素は、始点となるセリクラ(下げ)から終点のバイクラ(上げ)までの振幅の大きさの違いであり、同振幅が小さい場合を戻りと呼び、大きい場合を上げ勢いと呼びます。
 未来の値動き予測を実現するには、
板回転のクラッチのすべりをキャッチする能力が最も重要なのです。
 ただし、中心視野のローソクと板回転だけ見つめても、クラッチを滑らせながらバイクラを突き抜けて上昇する場合もあれば、セリクラを突き抜けて下降する場合もありますので、周辺視野のテクニカル群の引力との兼ね合いで見極めることになります。

 多少ずれたら、1枚スタートナンピンで焦点に比重を掛け直しながら。

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